色情症とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > ヘルスケア > 疾患 > > 色情症の意味・解説 

しきじょう‐しょう〔シキジヤウシヤウ〕【色情症】

読み方:しきじょうしょう

躁病、脳の器質的障害薬物依存などによって性欲異常に亢進(こうしん)した状態。女性の場合ニンフォマニア男性の場合サチリアージスともいう。エロトマニア多淫症色情狂。→恋愛妄想


色情症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/21 02:14 UTC 版)

色情症(しきじょうしょう、: hypersexuality)とは、主に性欲の異常亢進を指す精神医学用語である。多淫症色情狂などとも呼ばれる[1]

概要

色情症とは、性欲が異常な亢進状態[注 1]になる症状である。相手から根拠もなく愛されていると錯覚したり主張する好訴妄想(妄想観念)型や、性機能障害による性欲の抑制欠如が原因と考えられる異常性欲型などがある。

なお、異常性欲型は、男性なら「サチリアジス」、女性なら「ニンフォマニア」と呼ばれる。気分障害の一種である躁病状態の際に併発する場合があり、量的に過剰な性交(セックス)を求めたり、オナニーを何度繰り返しても満足しないような症状が見られる[1]

男子色情症

男子色情症はカサノヴァ型とドンファン型に区分される[2][3][4]

カサノヴァ型
不特定多数の相手と性的な快楽を追求しようとするタイプ。ジャコモ・カサノヴァが由来。
ドンファン型
特定の相手にこだわり、その過程に快楽を追求するタイプ。ドン・ファンが由来。

備考

一般的に「色情狂」などと呼ばれるため、根拠もなく精神疾患と見なされやすい[1]

脚注・出典

脚注

  1. ^ こうしんじょうたい、気分が高ぶったり激しくなる状態

出典

  1. ^ a b c 新版 精神医学事典(弘文堂、1993年)。【色情症(多淫症または色情狂)】の項目
  2. ^ 外山ゆひら (2014年8月23日). “プレイボーイもさまざま!? 「浮気症」になりやすいいくつかのタイプ”. LAURIER PRESS(ローリエプレス) (エキサイト). https://laurier.press/i/E1408669267527 2018年2月5日閲覧。 
  3. ^ 池内ひろ美 (2016年2月20日). “プレイボーイには2種類ある”. 池内ひろ美オフィシャルサイト. 2018年2月5日閲覧。
  4. ^ 長住哲雄 (2014年8月27日). “「プレイボーイ」には、「ドン・ファン」と「カサノヴァ」、性質の異なる2タイプあり。その違いとは?”. 不純愛講座 by 長住哲雄. 2018年2月5日閲覧。

関連項目


「色情症」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



色情症と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「色情症」の関連用語

色情症のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



色情症のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの色情症 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS