船佐・山内逆断層帯
名称: | 船佐・山内逆断層帯 |
ふりがな: | ふなさやまのうちぎゃくだんそうたい |
種別: | 天然記念物 |
種別2: | |
都道府県: | 広島県 |
市区町村: | 安芸高田市高宮町、三次市畠敷町、庄原市山内町 |
管理団体: | |
指定年月日: | 1961.05.06(昭和36.05.06) |
指定基準: | 地3 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | |
解説文: | 船佐逆断層は三次市の西方10キロメートルの地点にある。断層面は走向北70~80度西、傾斜北50度で、花崗岩が北から南に向って移動している。その下には新第3紀層及びその上部に推積した鮮新-最新世の礫層があって、断層運動が極めて新しい時期に行われたことを明かに示している。この関係は、瀬戸内海沿岸地方の地形発達史を説明する上に極めて重要なものと認められる。 山内逆断層は三次盆地の東北部にあって、東西方向の新しい逆断層である。断層面を境として新第3期紀層の頁岩の上に花崗岩が乘り上げ、下部の地層はその為にいちぢるしい変位を受け、水平に近い地層が局部的に褶曲し、逆転している個所もある。この運動は北から南に向けて行われ、その結果として南向の低い断層崖が形成されている。新しい時期に起った変位による地形と構造との関係を明白に示す点において貴重な実例である。 |
天然記念物: | 脇谷のトチノキ 臥牛山のサル生息地 臥龍のサクラ 船佐・山内逆断層帯 船小屋ゲンジボタル発生地 船津胎内樹型 船浦のニッパヤシ群落 |
船佐・山内逆断層帯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/18 07:17 UTC 版)
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船佐・山内逆断層帯(ふなさ・やまのうちぎゃくだんそうたい)は、広島県安芸高田市・三次市・庄原市に広がる逆断層帯。国指定の天然記念物(昭和36年、1961年指定)。 中国山地・瀬戸内海の形成を促した、日本の地質時代の急激な地殻変動を示す資料である。
概要
西の始点は旧作木村宮谷からで、三次盆地の北辺を東西に走り、三次市和知町あたりから北東に転じ、庄原市山内町まで、約16㎞にわたって、山麓に連続して形成されている[1]。
船佐逆断層
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旧高宮町(安芸高田市)のほぼ中央部、佐々部植谷を中心に、東西約2㎞に点在・露出している。新生代の第三紀の地層が、第四紀初頭までに新たに成立した礫層で覆われ、さらに、花崗岩が逆断層により、押し上げられている[2]。
王子谷(おうじだに)衝上断層
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比叡尾山南麓の熊野神社の北方で、比叡尾山西腹の王子谷という名称の谷間に露出している。高宮町の断層と同種のもので、同じく国の天然記念物。
山内(やまのうち)逆断層
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三次盆地の北端から庄原市山内町まで16kmの山麓に位置する。比較的新しい時期のものである。
交通
脚注
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関連項目
外部リンク
- 船佐山内逆断層帯(高宮町)|安芸高田市
- 広島県の文化財 - 船佐・山内逆断層帯(広島県)
- 船佐・山内逆断層帯 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- 船佐・山内逆断層帯 文化遺産オンライン
- 船佐・山内逆断層帯のページへのリンク