胆振国とは? わかりやすく解説

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いぶり‐の‐くに【胆振国】

読み方:いぶりのくに

胆振[一]


胆振国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/06 08:58 UTC 版)

胆振国(いぶりのくに)は、大宝律令国郡里制を踏襲し戊辰戦争箱館戦争)終結直後に制定された日本の地方区分のの一つである。別称は胆州。五畿八道のうち北海道 (令制)に含まれた。制定当初は膽振國とも表記された。国名の由来は、斉明天皇のころ阿倍臣が胆振鉏(いぶりさえ)の蝦夷(えみし)たちを饗応したという故事にちなむ。道南から道央にかけての地域に位置し、現在の胆振総合振興局管内の全域、渡島総合振興局管内の長万部町八雲町のうち旧熊石町・旧落部村を除く部分、後志総合振興局管内の虻田郡石狩振興局管内の千歳市恵庭市上川総合振興局管内の占冠村にあたる。


注釈

  1. ^ 北海道歴史家協議会編「歴史家―第四号」河野廣道 問菟=苫小牧近くの竹浦、胆振鉏=勇払又は江別、後方羊蹄=江別と苫小牧の間に比定する説など
  2. ^ 彼らはシュムクルの祖先にあたる。

出典

  1. ^ 瀬川拓郎 『アイヌと縄文』〈ちくま新書〉、筑摩書房、2016年、202頁。
  2. ^ 瀬川拓郎 『アイヌの歴史 - 海と宝のノマド』 講談社、2007年、215-227頁。
  3. ^ 浪川健治 『アイヌ民族の軌跡』 山川出版社、2004年、27頁。
  4. ^ 瀬川拓郎 『アイヌの歴史 - 海と宝のノマド』 講談社、2007年、226頁。
  5. ^ 榎森進 『アイヌ民族の歴史』 草風館、2015年、44-45頁。
  6. ^ 榎森進 『アイヌ民族の歴史』 草風館、2015年、120-121頁。
  7. ^ 榎森進 『アイヌ民族の歴史』 草風館、2015年、116頁。
  8. ^ 海保嶺夫 『エゾの歴史』 〈講談社学術文庫〉、講談社、2006年、156-157頁。
  9. ^ 海保嶺夫 『エゾの歴史』 〈講談社学術文庫〉講談社、2006年、152-153頁、168頁。
  10. ^ 海保嶺夫 『エゾの歴史』 〈講談社学術文庫〉講談社、2006年、148-149頁。
  11. ^ 入間田宣夫・小林真人・斉藤利男編 『北の内海世界』 山川出版社、1999年、68-71頁。
  12. ^ 入間田宣夫・小林真人・斉藤利男編 『北の内海世界』 山川出版社、1999年、178-179頁。
  13. ^ 瀬川拓郎 『アイヌの歴史 - 海と宝のノマド』 講談社〈講談社選書メチエ〉、2007年、227頁。
  14. ^ 関口明・田端宏・桑原真人・瀧澤正編 『アイヌ民族の歴史』 山川出版社、2015年、65頁。
  15. ^ 瀬川拓郎 『アイヌと縄文』〈ちくま新書〉、筑摩書房、2016年、210-211頁。
  16. ^ 瀬川拓郎 『アイヌの歴史 - 海と宝のノマド』 講談社〈講談社選書メチエ〉、2007年、227-230頁。
  17. ^ 『北海道道路誌』北海道庁 大正14年(1925年)6月10日出版


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