経典釈文とは? わかりやすく解説

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けいてんしゃくもん【経典釈文】

読み方:けいてんしゃくもん

中国文字研究書30巻。唐の陸徳明編。経書老子荘子使われている文字訓詁(くんこ)と反切(はんせつ)を取り上げ多く学者解釈諸本での異同記したもの。唐代漢字音経書解釈を知る貴重な資料


けいてんしゃくもん 【経典釈文】

儒教経典一四種の本文校訂し、用語の発音と意味を解説した書。三〇巻。唐初期陸徳明著。→ 経書

経典釈文

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/01 05:54 UTC 版)

経典釈文』(けいてんしゃくもん)は、6世紀末に陸徳明によって書かれた、経書に対する音義書である。南北朝時代までの伝統的な訓詁の集大成になっている。単に『釈文』とも呼ばれる。


  1. ^ 坂井 1995, p. 219.
  2. ^ 坂井 1995, p. 216.
  3. ^ 冊府元亀 巻97に「十六年四月甲辰太宗閲陸徳明經典音義美其宏益學者嘆曰徳明雖亡此書足可傅習因賜其家布帛百疋」とある。四庫全書(archive.org)の当該頁
  4. ^ 黄 1999.
  5. ^ 坂井 1995, p. 221.
  6. ^ 南朝で盛んであった玄学は老荘思想に起源を持ちながら儒教の経典の解釈にも展開していた。
  7. ^ 『経典釈文』序録・条例「孫炎始為反語、魏朝以降漸繁(抱経堂本では魏朝以降蔓衍寔繁)。」
  8. ^ 玄宗尚書の隷古定字を廃したことを言う。
  9. ^ 小林 1959, pp. 24–25.
  10. ^ 高橋 1995, pp. 216, 207(注12).
  11. ^ 黄 1999, p. 165。『孝経音義』の引用書名に「広韻」が見えることを指摘している。
  12. ^ 羅 1950, p. 209。音注の状況に違い(音注の有無、反切・直音の形式差を含む)があるものを649条、うち字音が異なることが明らかなものは4条と数える。


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