第1文後半(『シャー・ナーメ』より)
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「紙本墨書南番文字」の記事における「第1文後半(『シャー・ナーメ』より)」の解説
جهان يادگارست و ما رفتنىبه مردم نماند به جز مردمى jahān yādgār-ast mā raftanī be-mardom na-mānad be-joz mardomī 羽田亨訳“The world is a memory, and we are all to depart, / Nothing will remain of man besides his noble deeds.” 「世界は記録なり吾等は之と別れざる可らず/残存するものはただ功業のみ」 小林元訳「世界は追憶にも似て、われらすべては袂をわかち、/気高き行ひのほか、ひとに残るものはあらじ。」 前嶋信次訳「この世は思い出にて、われらは去り行くもの/よき行のほか何が残ろう」 亜実理レザ訳「世界は不滅であり、我々は消滅してゆく、/人間に残されるのは、良い行為だけである。」 黒柳恒男訳「世は思い出にして、われらは去り行く身/人に残るのはただ善行のみ」 杉田英明訳「世は思い出にして我ら去るべき身。/善行のほか人には何もとどまらない。」 岡田恵美子訳「世は思い出、われらは去りゆく者/人に残るのは善き行いのみ」 『シャー・ナーメ』ゴシュタースプ王の巻において、王の息子イスフィンディヤールと英雄ルスタムが戦うに際し、霊鳥スィームルグがルスタムに忠告にしたのに対して、ルスタムが答えた科白の一節である。後半は、原文は「善行のほか世界には何もとどまらない」(杉田英明訳)。
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