直交表とは? わかりやすく解説

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直交表

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/19 14:39 UTC 版)

組合せ数学やその応用分野において直交表(ちょっこうひょう)あるいは直交配列(ちょっこうはいれつ、: orthogonal array)とは、どの t 列をとっても要素の t-組のとりうる全てが行として等しい回数ずつ現れる2次元配列である。


注釈

  1. ^ パラメータのうち Nks の3つには複数の異称が存在する。
  2. ^ 任意に t 列を取り出して横に結合することでできる行列
  3. ^ λ = N / st であるため指数を明記する必要はない。また、記法には複数の流儀があり、この記事とは反対に OAλ(t, k, s) と指数を明記して実施数を省略する場合もある。また t = 2 に限定して議論する文脈(例えば[3])では LN (λ × sk) という表記(sk の部分は、sk 乗の値ではなく、k の値を上付き添え字として書く)を用いて t を省くこともある。
  4. ^ 線型直交配列の行数が N = sn であるのに対して生成行列の行数はわずか n であるから、線型直交配列の行数が s 倍になっても生成行列は1行増えるにとどまる。
  5. ^ 生成行列から t 列を任意に選び G1 とするとき、その退化次数nt であるから、どの t 次元横ベクトル z についても、左から G1 にかけて z を得られる n 次元横ベクトルは snt 個ずつ存在する。つまり、生成行列の行たちの線型包はどの t 列についても全ての t-組 が snt 回ずつ現れるようなもの、すなわち直交配列 OA(sn, k, s, t) である。

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