発見から絶滅、再野生化まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/02 15:38 UTC 版)
「モウコノウマ」の記事における「発見から絶滅、再野生化まで」の解説
西洋諸国に知られるようになったのは1879年である。ロシアの探検家ニコライ・プルジェヴァリスキー大佐によってモンゴルで発見され、広く知られるようになった(学名及び英名は発見者に対する献名)。 しかし1966年にハンガリーの昆虫学者によって目撃されたのを最後に野生下での目撃情報が確認されなくなり、恐らく1968年頃に野生下では一度絶滅したと見られている。だが発見以後多くの個体が欧米諸国の動物園に送られており、その子孫が生き残っていたことから、飼育下での計画的な繁殖が始められ、再野生化が試みられた。現在は、世界各地の動物園で1000頭以上が飼育されている。モンゴルのフスタイ=ヌルー保護区で再野生化が行われ100頭以上に回復している。また、新疆ウイグル自治区の自然保護区等で、再野生化の目的で飼育個体の一部の導入が行われている。
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