琉球王国消滅後の過渡的な国名として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 09:22 UTC 版)
「琉球国」の記事における「琉球王国消滅後の過渡的な国名として」の解説
「琉球国」は、琉球藩の廃止および沖縄県の設置後においても、法令上あるいは行政上、地域を指す「国名」としても用いられた。 律令制から江戸時代幕末まで(正確には日本本土の廃藩置県まで)公の制度としても令制国は効力を持っていたが、本土廃藩置県以降は次第に本土に関連する公の法令、公文書において用いられなくなっていった。一方、明治期の都道府県制、郡制、市町村制などの改変期には旧慣として公の法令、公文書に国名が用いられる事も多々有った。 これと同様に、このような過渡的な地名(国名)としての「琉球国」もやがて用いられなくなり、代わって県名である「沖縄県」が地名として用いられるようになった。 ただし、国土地理院が発行する地勢図においては、現在刊行されている図葉においても、1895年に沖縄県に編入された尖閣諸島を含め、「国名」として「琉球国」と示されている。
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