渡辺達生とは? わかりやすく解説

渡辺達生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/10 01:38 UTC 版)

わたなべ たつお
渡辺 達生
生誕 (1949-01-20) 1949年1月20日(75歳)
日本山梨県山梨市
出身校 成蹊大学経済学部
職業 カメラマン写真家
テンプレートを表示

渡辺 達生(わたなべ たつお、1949年1月20日 - )は、日本カメラマングラビア写真家山梨県山梨市出身。

職業を写真家で括られる事もあるが、本人はあくまで「職業カメラマン」であると称している[1]

経歴・人物

小学校時代より、写真好きな父親の影響で写真部に所属。父親ら家族とともに東京へ転居。1972年、成蹊大学経済学部を卒業[2]サンケイ出版でアルバイトをしながら著名カメラマンに師事することなく独学で写真を勉強。なお、大学時代の同級生にカシオペアのベーシスト、現東京音楽大学客員教授の鳴瀬喜博がいる。

フリー・カメラマンとしての業績では、小学館GORO』のグラビアにおいて篠山紀信と共に看板カメラマンとなる[2]。人気を博した『GORO』グラビアは、写真集「素足のアイドルたち」としてまとめられ、1980年代のアイドル・グラビアを席巻した。例えば、武田久美子川島なお美など多数のベストセラー写真集を手掛けてきた。

特に1989年の写真集「My Dear Stephanie」では、武田久美子の大胆な貝殻ビキニ姿が話題となり、代表作となった。また、JALの沖縄キャンペーンなどで、後に女優となる新人アイドルを数多く撮影。女性専科のカメラマンとしては、日本ではトップレベルの地位を築いた。カメラ技術だけでなく人柄でも信望が厚い。

2004年から2011年にかけて小野真弓の写真集を6冊てがけている。他にも相沢なほこ、原久美子、葉月里緒菜の写真集も複数回撮影しているほか、石川さゆりのCDジャケットも「天城越え」以降はすべて担当。何度も同じモデルの写真集を依頼されることが多い。

趣味はゴルフ、無類のクルマと猫好きでもある。後述するように、松田麻樹、三輪憲亮、矢西誠二ら数多くのアシスタントが人気雑誌などでプロカメラマンとして活躍する[3]

1995年より2013年現在に至るまで、小学館の雑誌、週刊ポストの表紙カメラマンを担当し、その時代の一流女優らを撮り続けている[4]

主な作品

歴代アシスタント

弟子が多いことで知られ、歴代アシスタントは2016年の写真集「渡辺家」で対談を行っている。ただし渡辺自身は「先生」と呼ばれるのが嫌い[5]

  • 初代・川本満雄
  • 2代・大澤則昭
  • 3代・藤田修平
  • 4代・小森充
  • 5代・永利隆之
  • 6代・中島正男
  • 7代・大木誠
  • 8代・佐藤敏和
  • 9代・金子靖
  • 10代・三輪憲亮
  • 11代・矢西誠二
  • 12代・藤丸修
  • 13代・折井洋
  • 14代・干川修
  • 15代・楽満直城
  • 16代・藤本和典
  • 17代・松田麻樹
  • 18代・佐藤佑一
  • 19代・石山貴史
  • 20代・石塚雅人
  • 21代・田中智久
  • 22代・槇野翔太

出演

テレビ
  • 情熱大陸『カメラマン・渡辺達生』特集(2016年6月19日、MBS

外部リンク

脚注






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「渡辺達生」の関連用語

渡辺達生のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



渡辺達生のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの渡辺達生 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS