津大門シネマの閉館
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2009年(平成21年)春には観客数が以前と比べて3割ほど減少した。観客数の低迷に加えて、3D映画の上映設備等の購入が困難だったことや、支配人である谷口の体調悪化などもあり、6月中旬には閉館を決定。閉館直前の7月18日の観客数はわずか30人であり、最終回は観客がいなかったため上映をとりやめている。2009年7月20日の上映を最後として、津大門シネマは5年4か月の歴史に幕を閉じた。7月20日の最終上映作品は松坂慶子と岸部一徳主演の『大阪ハムレット』であり、閉館を見届けた40人の観客からは上映終了後に拍手が起こった。 閉館後も津大門シネマの建物はそのまま残されている。スクリーンや赤色の座席140席もそのままであり、年に1-2回の頻度で敬老会などの行事に使用されてきた。津市大門商店街商業協同組合が主催する「津の昭和展~あの頃の大門~」の一環で、2014年(平成26年)11月1日・2日には津大門シネマで名画の上映会が開催され、山田洋次監督の『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』と小津安二郎監督の『彼岸花』が上映された。この他、2015年から開催されている「津ぅのどまんなかジャズfestival」の会場として使用されている。
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