樺太1945年夏 氷雪の門とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 製品 > 芸術・創作物 > 映画 > 日本の映画作品 > 樺太1945年夏 氷雪の門の意味・解説 

樺太1945年夏 氷雪の門

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/07 09:25 UTC 版)

樺太1945年夏 氷雪の門』(からふとせんきゅうひゃくよんじゅうごねんなつ ひょうせつのもん)は、1974年公開の日本映画。株式会社JMPが製作。


注釈

  1. ^ 九州には福岡久留米熊本等を拠点に、複数の師団が配備されていた。大日本帝国陸軍師団一覧師団#日本陸軍を参照。
  2. ^ 樺太看護婦集団自決事件。映画では描写されないが、多数の生存者もいる。
  3. ^ この大半は独ソ戦に参加した部隊で、タタール人ユダヤ人ギリヤーク人、それにソ連市民でもシベリア地方で生まれ育ったロシア人が多かったと原作では言及されている。
  4. ^ この描写は脚本決定稿にはない。見苦しくないようにとのたしなみであろうが、原作には、9人のうち1人が「辱めを受けないようにモンペを二枚重ねて穿き、迅速な行動が取れるよう靴を紐で縛っていた」という肉親の証言がある。
  5. ^ 史実の第88師団長は峯木十一郎中将。
  6. ^ 史実の第88師団参謀長は鈴木康大佐。
  7. ^ 史実の歩兵第25連隊長は山沢饒大佐。
  8. ^ 当時、同社は樺太各地に工場を有した。
  9. ^ ただし、業界誌の記事だけで断定するのは誤りである。『さくら盃・義兄弟』『さくら盃・仁義』『夜の掟』『関東義兄弟』の4本はニューセンチェリーの製作、『喜劇 女もつらいわ』『あしたのジョー』『暁の挑戦』の3本は新国劇映画の製作であり、それに続く『夜の最前線・東京(秘)地帯』は日活の製作、『海軍特別年少兵』は東宝映画の製作である。
  10. ^ 1980年に出版された小説『氷雪の門』(松山善三著)は、このときの自作脚本をベースにしたものである。
  11. ^ 逆に「戦禍の中を局に駆けつけてモルヒネ自殺された方」もいて、この女性は「九人の乙女」のうちに数えられている。
  12. ^ 原作本では「交換室から生還した交換手」は1人とされているが、その後の川嶋康男、谷川美津枝らの調査では他に2人の交換手が生還しているとされている。国弘がこの2人の存在を把握していたか、他の外出者と混同していたかは不詳。
  13. ^ 守田は映画『喜劇 女もつらいわ』『あしたのジョー』『夜の最前線・東京(秘)地帯』を望月と共に製作している。
  14. ^ 望月は「一流の建設会社、乳酸飲料会社の社長さん、郵政省、電電公社まで製作や前売り券で協力してくれています」と言っていた。北海道新聞1973年4月28日夕刊
  15. ^ 陸上自衛隊富士教導団戦車教導隊所属のM41戦車及び機甲教育隊所属のM24戦車が出演した。いずれも米国製。このソ連戦車役のM41及びM24戦車はポスターにもそのまま描かれている。
  16. ^ 文部省選定・優秀映画鑑賞会推薦・青少年映画審議会推選・全日本教育父母会議推薦・日本PTA全国協議会特別推薦
  17. ^ のちソ連映画委員会副議長(映画省副大臣)。日本では『デルス・ウザーラ』『甦れ魔女』『オーロラの下で』の製作者として知られる。
  18. ^ シゾフにも「東宝配給」と誤って伝わっていたとおぼしい。
  19. ^ 営業本部の誤記であろう。
  20. ^ ふつう「映画省」と邦訳される。
  21. ^ ここでいう「ソ連側」の定義は曖昧で、ソ連外務省レベルなのか映画委員会もしくはモスフィルム・レベルなのか判然としない。
  22. ^ ここでいう「ソ連本国」の定義も曖昧である。
  23. ^ 北海道新聞の映画案内広告による。
  24. ^ 当時、北海道には旧樺太島民が多く住んでいた。また三池の選挙区は佐賀県全県区である。
  25. ^ 北海道新聞1975年9月13日朝刊によれば、『氷雪の門』製作にあたって同役員が「SOSをいって来た」ので三池はJMPに七千万円融資したという。JMP設立時の三池の出資金一億円とは別途だが、融資が行なわれた正確な時期は記事には記されていない。
  26. ^ 望月は作品完成後も「100万枚の前売券をわれわれの手で売りさばかなければペイしない」としている。AVジャーナル1973年11月号
  27. ^ 事件発覚当初、三池や他の財界人が疑われていた時期もあるが、この役員の工作により嫌疑を転嫁されたものと判明している。ただし、バス会社の他の役員の中には、同役員との共謀の嫌疑を晴らせず、有罪判決を受けた者もいる。
  28. ^ 毎日新聞1975年9月12日朝刊では、三池は「その会社はいまはダメになっている」とコメントしている。
  29. ^ 『私のシナリオ体験』には「望月さんは不思議な人で、いったいどこからお金を工面して来るのか分からないようなところがあり」という記述がある。

出典

  1. ^ a b c d e 「VM業界情報 『突然現れた望月利雄』」『月刊ビデオ&ミュージック』1973年5、6月号、東京映音、31頁。 
  2. ^ a b c AVジャーナル1973年11月号
  3. ^ 『シナリオ』1973年8月号。「九人の方々の死の意味合い、事実過程、毒物入手の経路等々」でも種々の説があることにも国弘は触れている。
  4. ^ 報知新聞1974年3月9日
  5. ^ a b c 読売新聞昭和49年3月17日(日)18面記事「東宝、突然の配給中止 ソ連に遠慮?圧力?」
  6. ^ a b c 「映画 北の舞台」(昭和55年発行 朝日新聞北海道報道部編)
  7. ^ 「キネマ旬報」74年4月上旬号 「邦画・洋画番組予定表 3/20〜4/9」
  8. ^ ディリースポーツ1974年3月14日。「東宝とは契約をまだ交わしてなかったので、法的手段も取れない」とする守田のコメントがある。
  9. ^ AVジャーナル1974年8月号
  10. ^ a b c d 「東映『氷雪の門』配給決定」『映画時報』1974年7月号、映画時報社、19頁。 
  11. ^ a b ソ連政府の圧力により公開中止!?日本人少女たちの悲劇を描いた幻の映画、36年ぶりに公開 ハリウッドチャンネル 2010年6月1日
  12. ^ 北海道新聞1975年9月9日朝刊~17日朝刊、10月17日朝刊
  13. ^ 朝日新聞1975年11月18日夕刊
  14. ^ 読売新聞1975年9月11日朝刊、13日朝刊
  15. ^ 毎日新聞1975年9月12日朝刊、13日朝刊
  16. ^ サンケイ新聞1975年9月11日朝刊
  17. ^ 第076回国会 参議院運輸委員会 第4号
  18. ^ 北海道新聞1984年4月13日朝刊
  19. ^ 「週刊民社」昭和53年7月14日号
  20. ^ 株式会社 新城卓事務所内 映画『氷雪の門』上映委員会
  21. ^ イメージ等
  22. ^ Media Playerによる視聴提供






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「樺太1945年夏 氷雪の門」の関連用語

樺太1945年夏 氷雪の門のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



樺太1945年夏 氷雪の門のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの樺太1945年夏 氷雪の門 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS