樺太の競馬とは - わかりやすく解説 Weblio辞書

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樺太の競馬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/11/29 01:26 UTC 版)

この項では日本の植民地時代^{[† 1]}の南樺太の競馬について扱う。

脚注

注釈

^ 1905年から1945年にかけての南樺太の地位については、日本の植民地であるという考えと、植民地ではなく北海道と同等の日本であるとの考えがある。特殊な内地植民地とする考えや、外地性の希薄な外地であり異法地帯であるとの考えもある^[1]^[2]。樺太アイヌやギリヤークなどの先住民族やロシア人は少数で住民の大半が日本人である南樺太は、朝鮮や台湾と同じには考えにくい^[2]と言われるが、ここでは植民地とする。
^ 南樺太の支庁・出張所の数は年によって大きく違うが大正15年以降は支庁が7つ出張所が2つ程度^[10]。
^ たとえば昭和11年知取競馬は赤字続きなので中止が検討されたり^[16]、真岡秋は馬場不良で中止になったり^[17]、樺太庁のお膝元の豊原でも昭和15年の春競馬が赤字の為秋競馬は中止が検討されたりしている(結局は開催されている）^[18]
^ 極寒の樺太では夏と冬では人口が違い、明治44年では夏の人口57000人だが冬には避寒のため内地に戻る者が多く36725人に減っている^[30]。
^ 新撰大泊史では1911年の神楽丘の競馬場を1.25マイルとしている^[3]が、樺太日日新聞の一連の報道では370間(約670メートル)で統一されており、神楽丘の競馬場は狭いので、大泊東側の大泊川沿岸に一周600間(約1090メートル)の競馬場を作ったとあり、新撰大泊史の数字はまちがいであろう
^ 当時の真岡の人口は5000人。樺太全体でも6万人程度なので信じがたい数字だが、新聞報道ではそのように報じられている^[43]。

出典

^ ^a ^b 全国樺太連盟『樺太沿革行政史』1978年、594頁
^ ^a ^b ^c 工藤信彦『わが内なる樺太』石風社、2008年、252-259頁
^ ^a ^b ^c 新撰大泊史、294頁。
^ 外地及満洲国馬事調査書、198-200頁。
^ 『樺太日日新聞』1923年8月9,16日
^ ^a ^b 外地及満洲国馬事調査書、198-199頁。
^ 『樺太日日新聞』1930年9月3日
^ ^a ^b 『樺太日日新聞』1932年7月3日
^ ^a ^b 『樺太日日新聞』1932年7月28日
^ 樺太庁施政三十年史　上巻、190頁。
^ 『樺太日日新聞』1932年7月1,3,7,10,12,21,26日
^ 『樺太日日新聞』1932年7月21日
^ 『樺太日日新聞』1933年7月6日
^ 帝國馬匹協會編「外地法規　樺太　競馬規則」昭和9年6月改正樺太庁令第12号改正『馬政関連法令』帝國馬匹協會、1938年、1617-1623頁
^ ^a ^b 外地及満洲国馬事調査書、201-203頁。
^ 『樺太日日新聞』1936年6月10日
^ 『樺太日日新聞』1936年8月21日
^ 『樺太日日新聞』1940年9月3日
^ 『樺太日日新聞』1936年6月14,19日、7月12,17,18,19,22日、8月11,17,28日
^ 『恵須取毎日新聞』1941年6月19日、8月17日
^ 『樺太日日新聞』1941年7月1,16,24,27日、9月4,14
^ 『樺太日日新聞』1939年7月1,2日、8月1日
^ 『樺太日日新聞』1941年6月5日
^ 全国樺太連盟『樺太沿革行政史』1978年、793頁
^ 『朝日新聞』1909年8月23日
^ ^a ^b 馬匹世界、明治44年9月号
^ ^a ^b 『樺太日日新聞』1911年8月25日
^ 『樺太日日新聞』1911年8月2,5,20日
^ 『樺太日日新聞』1911年8月25-26日
^ 樺太庁施政三十年史　上巻、88-89頁。
^ 『樺太日日新聞』1911年10月5-7日
^ 『樺太日日新聞』1923年8月16,22,25日
^ 『樺太日日新聞』1927年8月20日
^ 『樺太日日新聞』1930年6月24日
^ 『樺太日日新聞』1939年7月1,2日
^ 『樺太日日新聞』1932年6月2日
^ 『樺太日日新聞』1932年6月26日
^ 豊原町勢要覧
^ ^a ^b 『樺太日日新聞』1931年8月8日
^ 『樺太日日新聞』1911年8月10日
^ 『樺太日日新聞』1913年8月1日
^ 『樺太日日新聞』1933年9月3-10日
^ ^a ^b 『樺太日日新聞』1912年7月14日
^ 『樺太日日新聞』1923年7月18,19日
^ 『樺太日日新聞』1929年7月7日
^ 『樺太日日新聞』1929年7月11日
^ 『樺太日日新聞』1930年9月9日
^ 『樺太日日新聞』1927年7月20日、1929年7月24日、8月2,7,18,21,22,27日、1930年7月2日、9月6日、1932年6月7日、1933年7月11日、9月19日
^ 『樺太日日新聞』1932年7月26日
^ 『樺太時報』25号、1929年5月、55頁
^ 『樺太日日新聞』1933年9月19日