森内世代とは? わかりやすく解説

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羽生世代

(森内世代 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 19:45 UTC 版)

羽生世代(はぶせだい)は、1970年9月27日生まれの羽生善治と年齢が近い強豪将棋棋士を指す呼称。


注釈

  1. ^ 現在は1学年下まで含める用法が一般的で、例えばスポーツニッポンでは1学年下の深浦を羽生世代の棋士として紹介している[1]
  2. ^ 羽生は第1期竜王戦で4組からのスタート。ほかの棋士は、プロ入り後、6組からのスタート。
  3. ^ 現役八段で逝去したことにともなう追贈の昇段。
  4. ^ 「早指し将棋選手権」には「早指し新鋭戦」の優勝者・準優勝者も出場できるので、ここでは全棋士参加棋戦扱いとする。
  5. ^ 加藤一二三谷川浩司に次ぐ、史上3人目の中学生棋士。
  6. ^ この年から竜王戦史上初の3連覇。藤井猛は竜王位獲得の頃から「羽生世代」と呼ばれ始めた。
  7. ^ 郷田の初王位が四段でタイトルを獲得した唯一の例。その後、昇段規定が改訂され、タイトル挑戦者は五段(竜王戦は七段)に昇段することになったため、四段でのタイトル保持者は郷田が最初で最後となった。
  8. ^ 羽生の19歳竜王獲得の年少記録を更新する18歳でタイトル獲得。30年後の2020年に藤井聡太が17歳でタイトルを獲得するまで最年少記録だった。
  9. ^ 「恐るべき子供達」の意のフランス語 enfant terrible より。
  10. ^ このときの羽生-加藤戦で、「伝説の▲5二銀」と呼ばれる妙手が出る。
  11. ^ 谷川浩司は「(対戦相手は抽選で決まるから)羽生が持って生まれた運」と表現している(別冊宝島380「将棋王手飛車読本」pp.16)。
  12. ^ なお、両者が初めて激突した第54期名人戦の二人の合計年齢(51歳)は,名人戦における最小合計年齢記録である。
  13. ^ 羽生世代以降のタイトル獲得数3期以上の棋士は、生年順に久保利明渡辺明佐藤天彦豊島将之永瀬拓矢藤井聡太の6人しかいない。
  14. ^ なお、将棋のタイトル制開始以降、2023年末までに永世称号を獲得した者は10人、竜王・名人は5人しかいない。
  15. ^ 佐藤天彦新名人の誕生により、第60期名人戦(2002年)以降14年間羽生善治と森内俊之によって独占されてきた名人位が新世代へと渡った。
  16. ^ 挑戦者決定三番勝負の勝者は三浦弘行であったが、三番勝負敗者の丸山が繰り上げで挑戦者になった。詳しい経緯は将棋ソフト不正使用疑惑騒動を参照のこと。

特記事項

  1. ^ 順位戦A級在籍中の1998年膀胱癌で逝去
  2. ^ 伝記『聖の青春』がドラマ化・映画化
  3. ^ 永世棋聖資格
  4. ^ タイトル戦最長連続挑戦(5)
  5. ^ 順位戦B級在籍中の2017年度に鬱病で休場
  6. ^ 漫画『3月のライオン』の将棋監修
  7. ^ 竜王ランキング戦最多優勝(8回)、同1組最多優勝(5回)
  8. ^ 銀河戦最年長優勝(53歳)
  9. ^ 永世七冠達成
  10. ^ 全七冠同時制覇(1996年)
  11. ^ タイトル連続在位(27年9か月)
  12. ^ 竜王位最年少・最年長獲得(19歳・47歳)
  13. ^ 藤井システム角交換四間飛車考案(升田幸三賞を2度受賞)
  14. ^ 十八世名人資格
  15. ^ 順位戦最長連勝(26)
  16. ^ 将棋日本シリーズ最長連覇(3連覇)
  17. ^ 四段でタイトル獲得(唯一の事例)
  18. ^ 四段昇段からタイトル挑戦・獲得までの最短記録(1年2か月・1年10か月)
  19. ^ 早指し新鋭戦最多優勝(最長の3連覇含む4回)

出典

  1. ^ 紅潮維持【我満晴朗のこう見えても新人類】”. スポーツニッポン (2018年6月3日). 2019年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月17日閲覧。
  2. ^ 田中寅彦「将棋界の超新人類 これがチャイルドブランドだ!」(池田書店)
  3. ^ 広義のチャイルドブランドには羽生世代以外の棋士も入ることがある。一例として村山の生涯を描いた『聖の青春』(大崎善生著、角川文庫刊、2015年)183ページでは羽生、村山、佐藤と共に、年上の森下卓井上慶太を「チャイルドブランド」として扱っている。
  4. ^ 二上達也九段「羽生将棋の分析を編集部から依頼され何気なく引き受けたものの、よく考えれば分かっちゃいないことを書かねばならないのだから無茶なはなしだ」 | 将棋ペンクラブログ
  5. ^ "深浦康市七段(当時)「音無神社と言えば音無流、これはもう角換わりしかない」". 将棋ペンクラブログ. 2012年11月28日. 2023年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年6月4日閲覧
  6. ^ “藤井キラー”深浦康市九段が考える「王将に勝つ方法」 | 毎日新聞
  7. ^ さわやか流と泥沼流の間 | 将棋ペンクラブログ
  8. ^ 森内俊之八段(当時)「人間同士の戦いですから絶対的なものはないんです。だからそこは、ごまかしながらやっていくしかないです」 | 将棋ペンクラブログ
  9. ^ a b c 雨宮編集長のコゴト@天野三段|将棋情報局
  10. ^ 遠山雄亮 将棋界の世代論 ー「藤井聡太世代」は黄金世代となるのか?





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