核図表
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/12 06:58 UTC 版)
核図表(かくずひょう)とは、陽子数と中性子数を座標軸にとった平面上に、原子核の核種を配置した図である。イタリアの物理学者エミリオ・セグレにちなんでセグレチャートとも呼ばれる[1]。 座標(0, 1)を1Hとし、X軸に中性子数、Y軸に陽子数を取り、各マスに核種(質量数などを付した元素記号)を記入するのが一般的で、既に発見された核種だけでなく、未発見核種を含めることもある。なお、wikipediaの核種の一覧ではX軸に陽子数、-Y軸に中性子数を取っている。核図表は1934年にクルト・グッゲンハイマーによって発表され[2]、1935年にジョルジオ・フェーア[3]、1945年にエミリオ・セグレとグレン・シーボーグによって拡張された。
- ^ J. Byrne (2011). Neutrons, Nuclei and Matter: An Exploration of the Physics of Slow Neutrons. Mineola, New York: Dover Publications. ISBN 978-0486482385
- ^ Kurt Guggenheimer. Journal de Physique et le Radium 5 (1934) 253
- ^ Giorgio Fea. Il Nuovo Cimento 2 (1935) 368
- ^ 2014年版核図表 日本原子力研究開発機構 原子力基礎工学研究センター
- ^ 重いカルシウムで新しい「魔法数」34を発見 -原子核物理学の夢の1つ「安定原子核の島」到達の手掛かりに- 理化学研究所プレスリリース
- ^ 核図表【ハイゼンベルクの谷-立体核図表】 理化学研究所 仁科加速器研究センター
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