核兵器廃絶・平和建設国民会議とは? わかりやすく解説

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核兵器廃絶・平和建設国民会議

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 23:13 UTC 版)

核兵器廃絶・平和建設国民会議(かくへいきはいぜつ・へいわけんせつこくみんかいぎ)は、1961年に結成された反核平和運動を唱える市民団体。略称はKAKKIN(かっきん)。原水爆禁止日本協議会(原水協)から、民社党全日本労働組合会議系が脱退し、核兵器禁止平和建設国民会議(核禁会議)として結成された[1]。初代議長は松下正寿[注 1]。2014年1月に現在の名称に変更した。


注釈

  1. ^ 名うての反共主義者であった松下正寿[2][3][4]は1970年代から文鮮明に傾倒。世界平和教授アカデミー会長、世界日報論説委員、宗教新聞社社主など世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体の要職を務めた[5][6]。1984年には伝記『文鮮明 人と思想』を著した。
  2. ^ 紀平行雄は、のちに参議院議員となる紀平悌子の夫[13]
  3. ^ 例えば、鎌滝博雄専務理事は、2012年8月4日の「核兵器廃絶2012平和ヒロシマ大会」に関して、原水禁側に「大会で脱原発を求めるなら今後一緒に行動できない」と牽制したとされている[17]

出典

  1. ^ a b c ヒロシマの記録1961 11月”. ヒロシマ平和メディアセンター. 中国新聞社. 2023年10月2日閲覧。
  2. ^ 松下正寿、桑原寿二ほか『独立日本の進路 現代への提言シリーズ(2)』松下国際政治研究所、1969年4月15日、49-67頁。 
  3. ^ 佐木秋夫「美濃部当選に傷ついた神さま仏さま」 『新評』1967年6月号、新評社、46-57頁。
  4. ^ 『アジア人民自由擁護大会会議録』アジア自由擁護連盟事務局、1962年12月、10-11頁。 
  5. ^ 沿革”. 世界平和教授アカデミー. 2017年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月10日閲覧。
  6. ^ 宗教新聞に期待します”. 宗教新聞. 2022年10月10日閲覧。
  7. ^ ヒロシマの記録1967 7月”. ヒロシマ平和メディアセンター. 中国新聞社. 2023年10月2日閲覧。
  8. ^ ヒロシマの記録1961 8月”. ヒロシマ平和メディアセンター. 中国新聞社. 2023年10月2日閲覧。
  9. ^ a b 年表”. 核兵器廃絶・平和建設国民会議. 2023年9月26日閲覧。
  10. ^ ヒロシマの記録1966 7月”. ヒロシマ平和メディアセンター. 中国新聞社. 2023年10月2日閲覧。
  11. ^ 村井良太「佐藤政権と革新自治体 :七〇年安保前後の東京と沖縄」『年報政治学』第68巻第2号、日本政治学会、2017年、2_122-2_148、doi:10.7218/nenpouseijigaku.68.2_1222022年12月10日閲覧 
  12. ^ 『経済展望』1967年6月号、経済展望社、「敗軍の将・松下正寿氏はどこへ行く」。
  13. ^ 佐藤むつみ. “『法と民主主義』2003年8・9月号”. 日本民主法律家協会. 2023年10月2日閲覧。
  14. ^ 中国新聞』2011年8月11日 原水禁運動とフクシマ 2011年世界大会から<上> 事故の波紋
  15. ^ 西日本新聞』2011年8月9日 「原発 きしむ共闘 原水禁・連合・核禁会議 長崎大会開幕 異なる立場 議論なく」
  16. ^ 毎日新聞』2013年6月24日 平和大会:原発巡り分裂、連合単独主催へ 「脱」か「平和利用」か 原水禁と核禁会議、対立解けず
  17. ^ 「脱原発・推進 主張食い違い 連合・原水禁国民会議・核禁会議」中国新聞2012年5月10日


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