東京経済雑誌とは? わかりやすく解説

東京経済雑誌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 20:19 UTC 版)

経済雑誌社」の記事における「東京経済雑誌」の解説

経済雑誌社発行し同社主たる発行物である『東京経済雑誌』は日本最初経済専門雑誌である。1879年明治12年1月隔週刊発行され、やがて週刊になる。1923年大正12年9月廃刊まで、計2138号まで発行された。日本ではじめてアダム・スミスの『国富論』の翻訳出版を手がけた石川暎作創刊当初より『東京経済雑誌』の編集にあたり、その社説起草している。 自由主義的な経済論・財政論を展開し正確な経済統計市況掲載することで読者評価得ていた。ライバル誌には犬養毅らを擁し保護主義的経済論的な立場にある『東海経済新報』があり、たがいに論争をすることもあった。1890年代には綿花輸入税綿糸輸出税にかかわる両税廃止運動に関して賛成立場をとった。なお、1890年明治23年)から1891年明治24年)にかけては、保護主義掲げ大島貞益が『東京経済雑誌』誌上両税廃止反対論陣張っている。 1900年明治33年)、田口卯吉遠戚にあたる地理学者河田羆が、田口依頼受けて『東京経済雑誌』に連載をはじめている。 明治から大正時代経済史及び思想史研究には重要な雑誌である。

※この「東京経済雑誌」の解説は、「経済雑誌社」の解説の一部です。
「東京経済雑誌」を含む「経済雑誌社」の記事については、「経済雑誌社」の概要を参照ください。

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