東よか干潟とは? わかりやすく解説

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ひがしよか‐ひがた【東よか干潟】

読み方:ひがしよかひがた

佐賀市南部東与賀町にある干潟有明海沿岸位置するシチメンソウ群生し、ムツゴロウ・ワラスボなどが生息する平成27年2015ラムサール条約登録された。


東よか干潟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 22:18 UTC 版)

東よか干潟(ひがしよかひがた)とは、佐賀県佐賀市東与賀町大授搦(だいじゅがらみ)の地先の干潟に設けられている鳥獣保護区で、有明海奥部の干潟の一部[1][3]シギチドリ類の渡来数が日本国内最多(環境省調査[注 1])の水鳥の渡来地で、ラムサール条約湿地に登録されている[5]。紅葉する塩生生物「シチメンソウ」が自生する。


注釈

  1. ^ 2007年度 - 2011年度平均[1]、2014年春期[4]、2015年春季[2]
  2. ^ 佐賀市川副町の西新搦にある川副西部排水機場より西川副海岸防波堤を100m西進した同防波堤前面の捨石端(北緯33度9分49.6秒 東経130度16分43.7秒)を起点とし、同所から沖合235mへ南西に進み海上の点(北緯33度9分43.5秒 東経130度16分38.3秒)に至り、同所から北西に進み海上の点(北緯33度10分26.6秒 東経130度15分28.4秒)に至り、同所から北西に進み海上の点(北緯33度11分6.9秒 東経130度14分54.0秒)に至り、同所から北東に進み東与賀海岸防波堤上管理用道路の陸地側路肩端の西端に至り、同所から東与賀海岸防波堤上管理用道路の陸地側路肩端を南東に進み同防波堤上管理用道路の陸地側路肩端の南端に至り、同所から同防波堤上管理用道路の陸地側路肩端の延長線上を南東に進み八田江左岸の捨石との境界との交点(北緯33度10分8.7秒 東経130度16分43.1秒)に至り、同所より西川副海岸防波堤前面の捨石との境界を南進し起点に至る線により囲まれた区域
    --「東よか干潟鳥獣保護区」の範囲、環境省「国指定東よか干潟鳥獣保護区 指定計画書」(2014年)[9]より引用
  3. ^ 満潮時と干潮時の潮位差は最大6mに達する。
  4. ^ 旧東与賀町(村)は大字とは別に町内を20数余の行政区に区分していた。大授搦は大授一区、大授二区、大授三区に区分され、その大字は一区が下古賀、二区が田中、三区が飯盛に所属する。
  5. ^ Anadara kagoshimensis
  6. ^ Macrophthalmus japonicas
  7. ^ Cleistostoma dilatatum
  8. ^ Ajania shiwogiku
  9. ^ Artemisia fukudo
  10. ^ Suaeda japonica

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 環境省 「国指定東よか干潟鳥獣保護区 東よか干潟特別保護地区 指定計画書」、2014年
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 九州地方環境事務所『東よか干潟ガイドブック』、2017年
  3. ^ a b c d 「IBAサイト 佐賀県・福岡県:有明海奥部」、日本の重要野鳥生息地(日本野鳥の会)、2018年1月19日閲覧
  4. ^ a b c ラムサール条約湿地とは 日本の条約湿地 東よか干潟(ひがしよかひがた)」、環境省、2018年1月23日閲覧
  5. ^ a b c d e 有明海の2カ所の干潟が「ラムサール条約」登録湿地に」、WWFジャパン、2015年6月24日、2018年1月23日閲覧
  6. ^ 東与賀町史(1982), p.700
  7. ^ a b c 東与賀町史(1982), pp.1232-1234
  8. ^ 東与賀町史(1982), pp.12-165「§概説-二 自然的環境」pp.700-728「§歴史-現代-五 農業・水産業・商工業-(八)水産業」, pp.1226-1234「§村落史-二〇 大授」
  9. ^ a b 環境省 「国指定東よか干潟鳥獣保護区 指定計画書」、2014年
  10. ^ Higashiyoka-higata Ramsar Information Sheet(RIS)”, p.4, Ramsar Sites Information Service (英語), 2018年2月24日閲覧。
  11. ^ a b 東よか干潟」、ラムサール条約登録湿地関係市町村会議、2018年1月19日閲覧
  12. ^ a b 大授」、佐賀市地域文化財データベースサイト さがの歴史・文化お宝帳、2018年1月19日閲覧
  13. ^ 東与賀町史(1982), pp.14-15
  14. ^ 東与賀町史(1982), p.163
  15. ^ 東与賀町史(1982), p.86, p.88
  16. ^ 東与賀町史(1982), pp.16-20
  17. ^ 東与賀町史(1982), p.18, pp.85-86
  18. ^ 『日本大百科全書(ニッポニカ)』、小学館、川崎茂「東与賀」(コトバンク項目、2018年1月19日閲覧)
  19. ^ 東与賀町史(1982), pp.93-100, pp.105-111
  20. ^ 東与賀町史(1982), pp.129-132
  21. ^ 東与賀町史(1982), pp.482-484
  22. ^ a b 「事業評価監視委員会 開催結果 平成22年度 第5回 配付資料」、国土交通省 九州地方整備局、2018年1月19日閲覧
  23. ^ 『東よか干潟ガイドブック』(2017年), p.6
  24. ^ 東与賀町史(1982), pp.89-90
  25. ^ a b 東与賀町史(1982), pp.76-77, pp.83-84
  26. ^ 東与賀町史(1982), p.86, pp.109-110
  27. ^ シチメンソウ」、佐賀市地域文化財データベースサイト さがの歴史・文化お宝帳、2018年1月23日閲覧
  28. ^ a b 「佐賀県遺産第2009-1号 東与賀の干潟を望むシチメンソウ群生地」、佐賀県、2009年12月15日、2018年1月23日閲覧
  29. ^ 「佐賀新聞創刊125周年タイムトリップ 1987(昭和62)年 昭和天皇 最後の来県」、佐賀新聞LiVE(佐賀新聞)、2018年1月23日閲覧
  30. ^ 「技術の軌跡 No.109 東与賀海岸シチメンソウ保全」、株式会社建設技術研究所、2018年1月19日閲覧
  31. ^ 平成13年度 21世紀「人と建設技術」賞 東与賀海岸堤防耐震対策工事(シチメンソウ保護育成)」、全日本建設技術協会、2018年1月19日閲覧
  32. ^ 林健一、「有明海のラムサール条約登録湿地の環境保全と地域再生 : 東よか干潟・肥前鹿島干潟・荒尾干潟の基礎研究」、『中央学院大学社会システム研究所紀要』16巻、2号、pp.24-41、2016年3月 NAID 40020777582
  33. ^ 天野一葉、「モニタリングサイト1000 シギ・チドリ類調査の意義」、日本湿地ネットワーク2006年7月20日、2018年1月23日閲覧
  34. ^ 第2回ラムサール条約湿地検討会 資料2-1 選定基準見直し後の基準別湿地一覧」、環境省、2004年9月2日、2018年1月23日閲覧
  35. ^ ラムサール条約湿地潜在候補地の選定について(お知らせ)」、環境省、2010年9月30日、2018年1月23日閲覧
  36. ^ 「ラムサールその先に/下 登録後の課題 ノリ食害の懸念根強く ガイド不足、バードストライクも/佐賀」、『毎日新聞』、2015年6月2日付
  37. ^ 「東よか干潟」の東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワークへの参加について(お知らせ)」、環境省、2016年5月6日、2018年1月23日閲覧
  38. ^ 「第13回佐賀市景観賞 有明海の四季を育む シチメンソウを育てる会の活動」、佐賀市、2015年3月25日、2018年1月23日閲覧
  39. ^ a b 兒玉昂幸ほか、「有明海区河口域漁場におけるノリ葉体の消失原因について」、『福岡県水産海洋技術センター研究報告』、24号、pp.13-23、2014年6月 NAID 120005864117
  40. ^ a b c d e f g h i j 佐賀市『東よか干潟 野鳥ガイド』(2016年)
  41. ^ a b c 佐賀市『ラムサール条約湿地 東よか干潟』(2016年)
  42. ^ a b 東よか干潟ビジターセンターひがさすが開館しました」、2020年10月21日、2020年10月24日閲覧
  43. ^ a b c 干潟よか公園(佐賀市東与賀町)」、佐賀県観光連盟、2018年1月19日閲覧
  44. ^ 東よか干潟の魅力発信 「ひがさす」オープン」佐賀新聞、2020年10月20日付、2020年10月24日閲覧
  45. ^ 東よか干潟ガイダンスルームの閉館について」、2020年10月1日付、[1]のアーカイブを2020年10月24日閲覧


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