最後の審判 (ロッホナー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/29 15:31 UTC 版)
『最後の審判』(さいごのしんぱん、独: Madonna im Rosenhag、英: Madonna of the Rose Bower)は、ゴシック後期のドイツの画家シュテファン・ロッホナーが1440年頃から1442年頃に制作した祭壇画である。テンペラ画。最後の審判を主題としている。おそらくケルン市庁舎の議場のために委託された作品と考えられており、両翼には十二使徒の殉教が描かれ、外側パネルには修道院長聖アントニウス、マグダラのマリアと寄進者、アレクサンドリアの聖カタリナ、聖フーベルトゥス、ノイスの聖クィリヌスと寄進者、ローマ教皇コルネリウスが描かれていた[1]。最後の審判の描写は同時代の同主題の絵画の慣例の多くに従っているが、ロッホナーは特に天使の黒い流れるような衣服の表現において、重要な革新を導入している。
- ^ a b c d Chapuis 2004, p. 262.
- ^ Wellesz 1963, p. 7.
- ^ a b c Chapuis 2004, p. 263.
- ^ a b c Wellesz 1963, p. 4.
- ^ a b c 木村ほか 1994, p. 959.
- ^ “Stefan Lochner – A Fragile Identity”. ヴァルラフ・リヒャルツ美術館公式サイト. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “Two altarpiece wings with the Martyrdom of the Apostles, after 1435”. シュテーデル美術館公式サイト. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “Flügel des Weltgerichtsaltares: Hll. Antonius, Papst Cornelius und Maria Magdalena mit einem Stifter, bald nach 1435 (1440/50?)”. アルテ・ピナコテーク公式サイト. 2023年6月27日閲覧。
- ^ “Flügel des Weltgerichtsaltares: Hll. Katharina, Hubertus und Quirinius von Neuss mit Stifter, bald nach 1435 (1440/50?)”. アルテ・ピナコテーク公式サイト. 2023年6月27日閲覧。
- ^ a b Chapuis 2004, p. 43.
- ^ a b c d Chapuis 2004, p. 41.
- ^ a b c Wellesz 1963, p. 5.
- 1 最後の審判 (ロッホナー)とは
- 2 最後の審判 (ロッホナー)の概要
- 3 ギャラリー
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- 5 外部リンク
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