暴露話
暴露本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 17:52 UTC 版)
「フランソワ・オランド」の記事における「暴露本」の解説
2007年、事実上の妻であるセゴレーヌ・ロワイヤルが大統領選に敗北して間も無くフランス高級紙「ル・モンド」の記者2人による著作「運命の女」が出版された。これは、それまでオシドリ夫婦と見られたオランドとロワイヤルが10年以上前から「仮面夫婦」の状態であることを暴露したものである。同書の中には1995年にロワイヤルが大統領選出馬を考えていたが、オランドが反対したことや、オランドの浮気などの様々な面で対立や軋轢が両者の間にあったことを、綿密な調査のもと書いている。オランドとロワイヤルはこの本の内容を否定したが、フランス国内では15万部が売れるベストセラーになった。 なお2007年6月に両者は別居し、関係を解消している。 さらに、2014年に関係を解消したヴァレリー・トリールヴァイレールも、オランドとのエリゼ宮殿で過ごした日々を綴った暴露本を出版した。この本で、オランドは決断力のない指導者として描かれている。またオランドについて「彼は自らが富裕層が好きでないように見せているが、実際には貧困層を嫌っている。プライベートでは貧困層を『無力だ』と呼んでいる」と本の中で語っている。この暴露本は、庶民派として若者や労働者層を支持基盤としてきたオランドにとって打撃となっており、オランドは本の内容について「私を傷つけるウソ」であると反論した。
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