晩婚化
晩婚化
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晩婚化(ばんこんか)とは、結婚および出産のタイミングを遅らせる傾向を指す言葉である[1]。高年齢で結婚をすること、いわゆる「婚期」を過ぎてから結婚することを指して晩婚と言う。生涯において結婚を選択しない未婚化(みこんか)と共に、少子化の主要因として未婚化・晩婚化と呼ばれることが多い[1]。
- ^ a b c 堤静子「少子化要因としての未婚化・晩婚化--都道府県コーホートによる分析」『社会保障研究』第47巻第2号、国立社会保障・人口問題研究所、2011年、159-174頁、NAID 40019011311。
- ^ a b 国民生活白書 少子社会の到来,その影響と対応 平成4年11月13日] 経済企画庁[1][リンク切れ]
- ^ a b 縄田康光 歴史的に見た日本の人口と家族 [2]
- ^ 2005年1月26日付配信 日経新聞
- ^ 『論争・少子化日本』(中公新書)P38
- ^ 『論争・少子化日本』(中公新書)P39
- ^ 30代前半の男性、半数が親と同居…不況背景?晩婚化も朝日新聞 2010年12月10日
- ^ 「男性の結婚率「非正規は半分」 雇用形態が影響 厚労省調査」ライブドアブログ、2009年3月12日
- ^ 平成22年 社会保障を支える世代に関する意識等調査報告書 厚生労働省
- ^ a b “令和3年(2021)人口動態統計月報年計(概数)の概況”. 厚生労働省. 2022年7月11日閲覧。
晩婚化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 14:29 UTC 版)
「晩婚化」も参照 未婚化・晩婚化の進展がより強く少子化に影響しているという側面もある。女性は胎生期に最大の卵子を持ち、以降減少していく。このため女性の妊娠しやすさ(妊孕性)は、おおよそ32歳位までは緩徐に下降し、卵子数の減少と同じくして37歳を過ぎると急激に下降していく。また男性も年齢とともに妊孕能が低下する。また近年の欧米の研究では、高齢により男性の精子の質も劣化し、子供ができる可能性が低下し染色体異常が発生しやすくなることなども報告されている。二人目不妊の問題もあり、雑誌社の調査では不妊治療経験者中で第二子のときに不妊治療を経験した人は6割を超え、その内半数が第二子で初めて不妊治療をした状態にあり、子供を望んでいて最初の妊娠で問題がなくとも加齢やセックスレスにより妊娠しづらくなる問題が起こる場合があり、このため生涯設計のため生殖可能年齢を早期に理解することも重要である。日本産科婦人科学会によると不妊治療の体外受精によって2017年に誕生した子どもの数は、この年に生まれた子どものおよそ16人に1人の割合となっており、誰もが自然妊娠するとも限らない現状がある。
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