日計り〈日計り商い〉
株価は午前9時の取引開始から、午後3時の取引終了時点まで、常に需給バランスによって変動しています。日計り(商い)とは、この1日の株価の変動を捉えて、短期勝負でキャピタルゲインの確保を狙う取引方法です。証券会社の自己売買部門(ディーラー)や、一部の投機筋などがこの手の取引手法で利ザヤ稼ぎを行うケースはみられますが、個人の場合は手数料の額が大きいため、これまではあまり一般的な取引手法ではありませんでした。しかし、1999年10月からの株式委託手数料の完全自由化を機に、オンライン証券会社が格安の手数料率を提示しており、これを利用して個人の間にも、日計り商いで利ザヤを稼ぐ取引手法を行う人が増える可能性があります。アメリカでも「デイ・トレーダー」と言って、一般個人投資家の間でも日計り商いによってキャピタルゲインを稼いでいる投資家が存在します。
デイトレード
(日計り商い から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/26 15:08 UTC 版)
デイトレード(英: day trading)とは、金融商品を1日の取引時間中に売買を完結させる日計り[注釈 1] 取引のこと[1]。主に株式・債券取引や外国為替証拠金取引 (FX)、商品先物取引、差金決済取引 (CFD)、株価指数先物取引など市場流動性の高い取引において行われる事が多い。
注釈
- ^ 「ひばかり」と読む。
- ^ 最も重要なのは資金管理であり、利益をあげ続けるトレーダーは1日で数百万円~数億円の利益をあげることはほとんどない。あったとしてもそれは、それほどの利益を得られる程のロットを取引した結果損切りにあっても損失額が総資金の1%前後~多くても数%程度で済む程の資金を既に溜め込んでいるトレーダーである。
- ^ 英語のProprietary Trading Firmの略で、自己資金のみを運用する投資会社のこと。
- ^ 憲法 第11条、第12条:「憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利」「自由及び権利は国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。」
出典
- ^ デイトレード|証券用語解説集|野村證券
- ^ スイングトレード|証券用語解説集|野村證券
- ^ スイングトレード | 金融・証券用語解説集 | 大和証券
- ^ 「証券取引法第161条の2に規定する取引及びその保証金に関する内閣府令」-第9条【信用取引を行うことを明示しない取引】証券会社は、顧客が信用取引を行うことを有価証券の注文と同時に明示しない取引については、当該顧客が当該取引により買付又は売付に係る有価証券については、これと対当する有価証券の売付又は買付により、これを決済する取引を行ってはならない。
- ^ 「金融商品取引法第百六十一条の二に規定する取引及びその保証金に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令(案)」に対するパブリックコメントの結果等について:金融庁
- ^ 2013年信用取引制度改正|国内信用取引(制度・一般)|商品・サービス|株のことならネット証券会社【auカブコム】
- ^ 日本経済新聞 2007年1月28日 朝刊
- ^ デイトレに潜む依存症の危険性
- ^ 北米証券監督委員会(NASAA)の調査
- ^ ニューヨーク・タイムズ 2005年9月19日
- ^ アジア太平洋地域のヘッジファンドの選択とパフォーマンス分析∗ 高橋明彦 袴田武志 山本匡 2021年7月28日閲覧。
- ^ 証券監視委:架空投資家創作しメルマガ配信 処分勧告(毎日新聞 2009年9月18日)
- ^ カリスマ・トレーダー、無登録で投資顧問…数千万稼ぐ?社会YOMIURI ONLINE(読売新聞)[1](現在はリンク切れ:縮刷版等を参照)
- 1 デイトレードとは
- 2 デイトレードの概要
- 3 概要
- 4 成功する確率
- 5 社会的評価
- 6 トレード環境
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