日本の映画館の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 18:43 UTC 版)
1903年10月1日、東京浅草で電気館が開場した。これが日本における映画常設館の初めとされる。 営業中の常設館として現存最古の日本の映画館は、新潟県上越市にある1911年(明治44年)創業の高田世界館とされ、現在使われている建物も創業当時のものである。また、長野県長野市にある長野松竹相生座の建物は1892年(明治25年)から使われており、こちらも最古級である。 かつては映画館の名称が「○○劇場」「○○座」となっていたことが多かったほか、映画館自体を「劇場」と呼ぶ(例:館内の「劇場内は禁煙です」の注意書き等)慣例も残っている。これは芝居小屋が映画館に転じた例があったことや、一部の大規模映画館で映画興行の合間にアトラクションとして実演(歌手の歌謡ショーや演芸など)が催されていた、といった経緯によるものである(このような映画館では楽屋を備えていた)。演劇の劇場との区別のため、用いられる例は少なくなっている。
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