新文化施設整備について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 04:37 UTC 版)
「秋田県民会館」の記事における「新文化施設整備について」の解説
秋田県民会館と秋田市山王にある秋田市文化会館を統合して、新たに県と市が共同で文化施設を整備することになった。秋田県民会館(1961年開館)は築50年以上、秋田市文化会館(1980年開館)は築30年以上と老朽化が進み、また現施設では大がかりな舞台装置を必要とするオペラ等が実演できない等、ニーズに対応できないという問題を抱えていた。また、秋田県の人口減少が進む中で、県市共同で新文化施設を建設して機能の重複する施設を統合することを目的としており、新施設では客席数2,000席規模の高機能型ホールと、同800席規模の舞台芸術型ホールの2つのホールを核として、3,000人程度までの大会・会議に対応できる施設を目指すとした。2015年(平成27年)までに県市共同で基本計画検討委員会の会合が重ねられ、新施設は市街地への設置が適当であること、敷地面積が10,000平方メートルを超えることが望ましいこと等の指針が示された。建設予定地については「市街地」という表現のみで明言されてこなかったが、2015年9月1日、県民会館を解体し跡地に建設する方針が示された。 新型コロナウイルスの感染拡大と駐車場用地の地盤改良が原因で2度の工期延長が発生。 新施設の名称はあきた芸術劇場ミルハスとなり、2022年6月5日開館、同年9月23日グランドオープンとなる。総事業費は約254億円となった。なお、新施設の整備により秋田県民会館は2018年に閉館となったが、秋田市文化会館も2022年9月に閉館となる。
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