播磨杉原(尋常杉原)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 03:15 UTC 版)
既述のように、播磨国杉原が杉原紙の原産地と考えられているが、杉原紙が各地で作られるようになると、各産地を冠して呼ばれるようになった。播磨国産の杉原紙は播磨杉原と呼ばれたが、ポピュラーなもの・他の杉原紙と区別して「尋常杉原」と呼ばれることもあった。播磨杉原の呼称は『多聞院日記』などに見られる。 『新撰紙鑑』(1777年/安永6年)には、播磨杉原をさらに細かく分類している。大広杉原、大物杉原、大中杉原、漉込杉原、大谷杉原(本谷杉原)、中谷杉原(小谷杉原)、荒谷杉原、八分杉原、久瀬杉原、思草杉原(しそう-)など。
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