波動砲
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波動砲(はどうほう)は、アニメ「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」に登場する架空の兵器。宇宙戦艦ヤマトの艦載兵器であり、その派生兵器についても本項で記述する。
注釈
- ^ 『完全版 銀河鉄道999 PERFECT BOOK』(宝島社、2006年9月、ISBN 4-7966-5428-3)p. 244の「大宇宙辞典」の記述では、「タキオン波動収束砲」が正式名称とされている。
- ^ 戦闘班長(リメイクシリーズでは戦術長)席が該当するが、同じく艦の中心軸上に置かれている艦長席にも同様に波動砲発射システムが備わっている。『完結編』では沖田が艦長席で波動砲を発射しており、『2202』第9話では艦長席の土方が波動砲トリガーと思しきものを握って発射号令をかけるシーンが存在する。
- ^ 松本零士の漫画版「永遠のジュラ編」[7]や、石津嵐の小説版において。
- ^ 原文ママ。オクタゴンは直訳すれば八角形であり、厳密を期すなら「ヘキサゴンバレル」が正しい。
- ^ 松本零士の漫画『宇宙戦艦ヤマト』では、「空間メッキ防護膜」という名称である[12]。
- ^ 範囲の描写は作品ごとにばらつきがあり、『さらば』と『ヤマト2』第10話ではゴーランド艦隊を丸ごと飲み込むほどの広い範囲に効果を及ぼしているが、『永遠に』と『ヤマトIII』第9話では敵艦1隻や大型ミサイル1発を貫く程度の狭い範囲しかない。
- ^ ひおあきら漫画版『ヤマト』では、ガミラス艦隊がヤマトの上下左右に展開して包囲隊形を取る事で、波動砲を封じるシーンがある(仮に発射されてヤマト正面の艦隊が犠牲になっても、発射直後の機能停止期間に残りの艦隊で袋叩きに出来る事まで見越したもの)。『復活篇』でも、散開している敵艦隊に波動砲を発射しようとした上条了を古代進が咎めている。
- ^ 『ヤマト2』第21話では、周囲のガス体を取り払うことには成功している。
- ^ この波動エンジンの出自は、「銀河100年戦争」停戦(星暦2503年)以前に製造され、セイレーン連邦軍に鹵獲・撃沈された地球連邦所属艦である。
- ^ 制作会社倒産までに発表されたOVA3作品中では、モノポール砲やツインノヴァ波動砲は未使用。
- ^ 本編ではある程度広がった状態で描かれているが、脚本では一列縦隊を取っていたと描写されている[20]。
- ^ 金剛改II型も小型波動砲装備とする資料もある[26]が、こちらは既存のデザインを流用したメカであり、玉盛は設定面で関わっていないため、波動噴霧砲かは不明。
- ^ 『さらば』のメカは、当時多数刊行された雑誌やムック本によってスペック表記がバラバラで統一されておらず、後年の資料でもそれらが混在することがある(宇宙戦艦ヤマトシリーズの登場艦船一覧#備考も参照)。
- ^ 正式名称はガミラス語であり、日本語に訳すと「波動砲」となる(なお、「バム」の部分が「砲」という意味である)[30]。
- ^ この弾について「最後に残された波動掘削弾」というセリフがあるが、これはヤマト航空隊が都市帝国内の戦闘で使用したものの残弾であるという脚本時の設定の名残[38]。キーマンが「縁」を感じたのは、これが不発で使用されなかったという偶然の産物だったため。本編でこれらの描写が省かれ、置き換えられたのがガルントである。
- ^ 具体的な大きさは明言されてはいないが、少年時代のハーロックやトチロー、ヤッタラン副長の身長との比較では、5-6倍程度の高さに描かれている。
- ^ 「戦士の銃」の刻印より、西暦2979年以降。
- ^ 艦首部分が本来のヤマトと異なり、砲身状になっている。
出典
- ^ 『ガンダム者 ガンダムを創った男たち』、講談社、2002年、ISBN 4-06-330181-8、pp. 99-100。
- ^ 宇宙戦艦ヤマト 企画書31頁(西崎義展の手記) - ウェイバックマシン(2004年11月17日アーカイブ分)
- ^ “今だから話せる「ガンダム」「ダンバイン」「パトレイバー」生みの親たちのメカデザイナーズサミットレポ - エキレビ!(4/5)”. エキサイトニュース (エキサイト). (2012年12月18日) 2017年5月17日閲覧。
- ^ 『キャラクターランド Vol.4』(徳間書店、2015年12月、ISBN 978-4-19-730137-9)p. 46。
- ^ 『月刊ホビージャパン 2017年3月号 (No.573)』(ホビージャパン、2017年1月)p. 190。
- ^ a b 『いま語るべき宇宙戦艦ヤマト』p. 062。
- ^ 松本零士『宇宙戦艦ヤマト(2) 永遠のヤマト』(秋田書店〈秋田文庫〉、1994年8月、ISBN 978-4253170185)pp. 289-323。
- ^ “出渕裕総監督が語る"波動砲封印"とSFドラマの主眼「相互理解を描きたかった」-『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』 (2) SF的な種明かしもありつつ、主題は"相互理解"をきちんと描くこと”. マイナビニュース (マイナビ). (2014年12月7日) 2017年3月21日閲覧。
- ^ 『ヤマト』第5話Bパートでの沖田十三のセリフより。
- ^ 『フィギュア王 No.22』(ワールドフォトプレス、1999年6月)p. 13。
- ^ 『いま語るべき宇宙戦艦ヤマト』p. 016。
- ^ 松本零士『宇宙戦艦ヤマト(1) イスカンダル遥か』(秋田書店〈秋田文庫〉、1994年8月、ISBN 978-4253170178)p. 235。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト画報 ロマン宇宙戦記二十五年の歩み』(竹書房、2001年、ISBN 978-4-8124-0700-4)p. 060。
- ^ a b 「ヤマト新用語集 Sheat21 トラック〜パスカル艦」『週刊宇宙戦艦ヤマト OFFICIAL FACTFILE』第77号p. 25。
- ^ 「ヤマト新用語集 Sheat25 辺境開発ステーション〜メガネ」『週刊宇宙戦艦ヤマト OFFICIAL FACTFILE』第79号p. 26。
- ^ 松本零士『新 宇宙戦艦ヤマト』第2巻(小学館〈少年サンデーコミックス スペシャル〉、2010年11月、ISBN 978-4-09-122730-0)pp. 159, 163。
- ^ 松本零士『新 宇宙戦艦ヤマト』第2巻(小学館〈少年サンデーコミックス スペシャル〉、2010年11月、ISBN 978-4-09-122730-0)p. 182。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第一章 嚆矢篇』劇場パンフレット(バンダイビジュアル、2017年2月)p. 12。
- ^ “全七章で描くシリーズ最新作の第4弾!『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第四章「天命篇」福井晴敏スペシャルインタビュー”. V-STORAGE (バンダイビジュアル). (2018年2月23日) 2018年3月16日閲覧。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち -全記録集- シナリオ編 COMPLETE WORKS』(KADOKAWA、2019年6月、ISBN 978-4-04-108341-3)p. 109。
- ^ “CHARACTER & MECHANIC 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち”. 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 公式サイト. 宇宙戦艦ヤマト2202製作委員会. 2017年3月21日閲覧。
- ^ 『グレートメカニックG 2017 SPRING』(双葉社、2017年3月、ISBN 978-4-575-46500-6)p. 039。
- ^ プラモデル「1/1000 地球連邦主力戦艦ドレッドノート級 ドレッドノート」(バンダイ、2017年6月)の組立書。
- ^ 重力源に収束状態で穴を開けた後、内部で拡散しており、収束型と拡散型を折衷した斬新な使い方がされた事が分かる。
- ^ a b “「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」メカニカルデザイン・玉盛順一朗さんインタビュー、煙突と第三艦橋と「波動防壁」の秘密とは?”. GIGAZINE (OSA). (2019年2月25日) 2019年8月24日閲覧。
- ^ サンケイスポーツ特別版2018年6月25日号『宇宙戦艦ヤマト2202新聞3』(産業経済新聞社、2018年5月25日発行)9面。
- ^ a b 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち ダイキャストギミックモデルをつくる Vol.30(2019年8月28号)』(アシェット・コレクションズ・ジャパン、2019年8月21日、雑誌 34334-08/28)p. 10。
- ^ 皆川ゆか『小説 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち III 《総統帰還》』(KADOKAWA〈角川書店〉、2018年5月25日、ISBN 978-4-04-106950-9)pp. 190-193。
- ^ a b 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』BD&DVD第5巻(バンダイナムコアーツ、2018年6月、BCXA-1208・BCBA-4821)映像特典の第18話オーディオコメンタリーより。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199 公式設定資料集 [GARMILLAS]』(マッグガーデン、2013年11月、ISBN 978-4-8000-0193-1)p. 261。
- ^ 「宇宙艦隊図録 File02 Sheet01B 地球防衛軍 宇宙戦艦ヤマト 艦内設備(1)」『週刊宇宙戦艦ヤマト OFFICIAL FACTFILE』第43号p. 6。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2199』BD&DVD第2巻(バンダイビジュアル、2013年、BCXA-0489・BDBA-4320)付属のブックレット、p. 02。
- ^ 「宇宙艦隊図録 File06 Sheet01B 地球防衛軍 宇宙戦艦ヤマト 艦内設備」『週刊宇宙戦艦ヤマト OFFICIAL FACTFILE』第52号p. 6。
- ^ a b 「大銀河科学技術講座 Sheat70 ヤマト自沈」『週刊宇宙戦艦ヤマト OFFICIAL FACTFILE』第31号p. 24。
- ^ 『ファイナルデラックス版 ヤマトよ永遠に』(西崎音楽出版、1980年11月)p. 232。
- ^ a b c 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第四章 天命篇』劇場パンフレット(バンダイビジュアル、2018年1月)p. 19。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第六章 回生篇』劇場パンフレット(バンダイナムコアーツ、2018年11月)p. 17。
- ^ 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち -全記録集- シナリオ編 COMPLETE WORKS』(KADOKAWA、2019年6月、ISBN 978-4-04-108341-3)pp. 198, 204。
- ^ 「第三章 惑星ヘヴィーメルダー」松本零士『ニーンベルクの指環(2) ワルキューレ』(新潮社〈新潮コミック〉、1998年9月、ISBN 4-10-603050-0 C0979)pp. 134-137。
- ^ 松本零士『銀河鉄道999』20巻「第4話 惑星大地獄」pp. 90-93。(小学館〈小学館コミック〉、2000年11月1日、ISBN 9784091880208)
- ^ “登場キャラクター3”. スーパーマリオランド. 任天堂. 2019年8月24日閲覧。
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