延喜通宝とは? わかりやすく解説

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延喜通宝

読み方:エンギツウホウ(engitsuuhou)

皇朝十二銭第11番目。


延喜通宝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/20 05:32 UTC 版)

延喜通宝(東京国立博物館所蔵)

延喜通宝延喜通寳、えんぎつうほう)は、907年延喜7年)11月から日本で鋳造、発行された銭貨(『日本紀略』)[1]皇朝十二銭の11番目に発行された貨種である。

始鋳と流通

独立行政法人造幣局の資料によると、延喜通宝の始鋳年は延喜7年(907年)、材質は、量目2.59g、直径18.9-19.5mm、銅分69.48%である[2]。ただ、皇朝十二銭のうち平安遷都後の9貨種は質の低下により文字が不鮮明になるなど安定していない[3]

『日本紀略』によると延喜通宝は醍醐天皇の時代の延喜7年(907年)11月3日に発行された[3]。しかし、質の悪化が一層進み、『延喜式』(927年制定)では「およそ銭文は一字明らかなるをもって、みな通用せしむ」とされた[3]

脚注

  1. ^ 武藤和夫『日本貨幣法制史』三重大学法制史学会、2-3頁https://kuwana-library.jp/kcl_digital_pdf/241.pdf 
  2. ^ 造幣博物館のご案内”. 独立行政法人造幣局. p. 30. 2024年9月3日閲覧。
  3. ^ a b c 和同開珎発行1300年 貨幣誕生―和同開珎の時代とくらし―”. 日本銀行金融研究所貨幣博物館. p. 15. 2024年9月3日閲覧。



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