平井照敏とは? わかりやすく解説

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ひらい‐しょうびん〔ひらゐセウビン〕【平井照敏】

読み方:ひらいしょうびん

19312003俳人フランス文学者東京生まれ本名、照敏(てるとし)。はじめ詩人として活動。のち俳句転じ加藤楸邨(しゅうそん)に師事俳誌(まき)」を創刊主宰評論かな書きの詩(うた)」で俳人協会評論賞受賞フランス詩の研究翻訳にも業績残した句集に「猫町」など。


平井照敏

平井照敏の俳句

いつの日も冬野の真中帰りくる
ふと咲けば山茶花の散りはじめかな
もう春のをどれる水でありにけり
わがためにうまれしをんな蕗の薹
サルビアの咲く猫町に出でにけり
リア王の蟇のどんでん返しかな
全円の虹胸中に立ちにけり
冬濤の見ざれば仁王立ちするか
初明りして胸中のモツアルト
初染めの藍のきりきり立つてくる
大川をあをあをと猫ながれけり
引鶴の天地を引きてゆきにけり
心願のいよいよとがる氷柱かな
木下闇抜け人間の闇の中
漱石忌猫に食はしてのち夕餉
牡丹焚く宙に青衣の女人の手
目黒過ぎ目白を過ぎぬ年の暮
秋風やきのふはしろきさるすべり
芒山うつくしかりしとのみ告げん
誕生日午前十時の桐の花
鰯雲子は消ゴムで母を消す
鵜は出でぬ水の暗より火の暗に
 

平井照敏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/19 02:42 UTC 版)

平井 照敏(ひらい しょうびん、1931年昭和6年)3月31日 - 2003年平成15年)9月13日)は、日本の俳人フランス文学者青山学院女子短期大学名誉教授。本名・てるとし。




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