岩松氏とは? わかりやすく解説

岩松氏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 15:53 UTC 版)

岩松氏(いわまつし)は、日本氏族本姓源氏。その家系清和源氏のうち河内源氏棟梁であった鎮守府将軍源義家の子、義国を祖とする足利氏の支流である。ただし、家祖である岩松時兼が弟の田中時朝と共に実父の足利義純から義絶されたため、時兼及び時朝は実母の実家である新田氏の一族と称し、新田惣領家の滅亡後は、室町幕府足利将軍家から新田氏の後継として認められ、新田岩松氏または新田岩松家と通称されている。


注釈

  1. ^ 足利義兼と同諱の従兄。
  2. ^ この女の名は『系図纂要』などで「来王御前」と伝えるが、通説では『らいおうこせん』は彼女のことではなく、世良田義季とされる(『群馬県人名大事典』)。
  3. ^ 朝臣
  4. ^ 正造の祖とする。
  5. ^ 嫡孫継承であったという。
  6. ^ 幼名を容辻王丸。『系図纂要』、『長楽寺系図』、『新田岩松古系図』による。
  7. ^ これ以前と区別するために新田岩松氏と通称される。
  8. ^ 下田嶋村は岩松氏と他の旗本家との相給の地行所であり、一部が幕領となっていた時期もある。

出典

  1. ^ 渡政和「鎌倉時代の畠山氏について」『埼玉県立歴史資料館研究紀要』第12・13号、埼玉県立歴史資料館、1990・1991年。/所収:清水 2012
  2. ^ 彦由三枝子「足利氏と畠山氏」『武蔵野』第81巻第2号、武蔵野文化協会、2005年。/所収:清水 2012
  3. ^ 『群馬県史』
  4. ^ a b c 黒田 2015, 黒田基樹「上野岩松氏の研究」
  5. ^ 『系図纂要』
  6. ^ 久保田 2005.
  7. ^ 『長楽寺系図』、『新田岩松古系図』など
  8. ^ 落合 1996.
  9. ^ 朝日新聞2018年9月15日「殿様4代が描いた猫絵、今でも人気 お金に困って量産?」
  10. ^ 萩原 1975, p. 240-241.
  11. ^ a b c d 松田 2015, p. 556.
  12. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)『新田氏』 - コトバンク
  13. ^ 松田 2015, p. 558.
  14. ^ 小国浩寿『鎌倉府体制と東国』「上総守護と世良田義政事件―『円覚寺蔵大般若経刊記』をめぐって―」(吉川弘文館2001年、初出1995年)が引用する『鎌倉大日記』より。


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