尾崎喜八とは? わかりやすく解説

尾崎喜八

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 14:15 UTC 版)

尾崎 喜八(おざき きはち、1892年1月31日 - 1974年2月4日)は、日本詩人随筆家翻訳家


注釈

  1. ^ 父の大厄の歳に生まれ、所謂四十二の二つ子であった。捨て子が拾われた形で里子にやられた。のち五つの歳に引き取られる。串田孫一「愛と感謝と郷愁」『日本の詩第17巻 八木重吉、尾崎喜八、小熊秀雄 集』集英社、1979年 p.245
  2. ^ 二艘の大きな船を持ち、隅田川に臨んだ家には専用の物揚場と桟橋とがあり、酒や米や海産物の充満した倉庫がならび、帳場格子や厚い上り框の飴色に光る暗い厳めしい店があった。串田孫一「愛と感謝と郷愁」『日本の詩第17巻 八木重吉、尾崎喜八、小熊秀雄 集』集英社、1979年 p.245
  3. ^ 晩年には、廻漕問屋をやめて、しもた屋になっていた。串田孫一「愛と感謝と郷愁」『日本の詩第17巻 八木重吉、尾崎喜八、小熊秀雄 集』集英社、1979年 pp.244-245
  4. ^ 講演も多く、テレビやラジオの出演もかなりあった。串田孫一「愛と感謝と郷愁」『日本の詩第17巻 八木重吉、尾崎喜八、小熊秀雄 集』集英社、1979年 p.248
  5. ^ 胃からの吐血を繰り返していた。串田孫一「愛と感謝と郷愁」『日本の詩第17巻 八木重吉、尾崎喜八、小熊秀雄 集』集英社、1979年 p.248
  6. ^ 巻頭に高田博厚作の尾崎のブロンズ像写真が付けられている。「我がリトム」の章は高村光太郎への献呈。「空と樹木」の章は千家元麿への献呈。この詩集をロマン・ロランに手紙を添えて贈ったところ、ロマンから手紙が来て、尾崎は「狂喜」した。山室静「鑑賞」『日本の詩歌17 堀口大学、西条八十、村山槐多、尾崎喜八』中央公論社、1968年 pp.295-296
  7. ^ 串田孫一編による。
  8. ^ 「長與善郎君の家庭にありし日の記念のために」と献呈の辞あり。原著“Musiciens d'aujourd'hui”の英訳Mary Blaiklock“Musicians of To-day”からの重訳。『近代音樂家評傅』 譯者序言 p.1
  9. ^ 原著“À travers chants”の英訳Edwin Evans“Critical Study of Beethoven's Nine Symphonies”からの重訳。『ベートーヹン交響樂の批判的研究』 譯者序
  10. ^ 尾崎の訳編による。

出典

  1. ^ a b c d e f g h 尾崎喜八「尾崎喜八年譜」『日本の詩歌17 堀口大学、西条八十、村山槐多、尾崎喜八』中央公論社、1968年 pp.409-410
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 小田切進編「年譜 尾崎喜八」『日本の詩第17巻 八木重吉、尾崎喜八、小熊秀雄 集』集英社、1979年 pp.264-267
  3. ^ 草野心平・編『日本詩人全集 第五巻』創元文庫、1953年 p.91
  4. ^ a b 尾崎喜八 - 『デジタル版日本人名大辞典Plus』講談社コトバンク
  5. ^ 山室静「鑑賞 『田舎の夕暮』」『日本の詩歌17 堀口大学、西条八十、村山槐多、尾崎喜八』中央公論社、1968年 pp.303-306
  6. ^ 千家元麿『詩・美・自然』國民社、1943年 p.47
  7. ^ 草野心平・編『日本詩人全集 第五巻』創元文庫、1953年 p.91
  8. ^ a b 串田孫一「愛と感謝と郷愁」『日本の詩第17巻 八木重吉、尾崎喜八、小熊秀雄 集』集英社、1979年 p.247
  9. ^ 文壇・詩壇・歌壇の三百五十人が参加『東京朝日新聞』(昭和12年1月19日)『昭和ニュース辞典第7巻 昭和14年-昭和16年』p705 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
  10. ^ 文学に触れるプレミアム紅葉 ウォーキングコース”. 富士見町. 2022年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月13日閲覧。
  11. ^ a b 串田孫一「愛と感謝と郷愁」『日本の詩第17巻 八木重吉、尾崎喜八、小熊秀雄 集』集英社、1979年 p.252


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宮沢賢治の食卓」の記事における「尾崎喜八」の解説

詩人随筆家チェロ奏者セロ購入し自邸習得し訪れた賢治を指導する

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