尖頭器の分類と編年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 04:45 UTC 版)
槍先形尖頭器の分類はこれまで、形態による分類(木葉形、半月形、有舌、有肩など)と調整部位による分類(周辺調整、片面調整、両面調整)がおこなわれているが、明瞭な型式分類が設定されるには至っていない。かつて芹沢長介は有舌尖頭器を形態上の差異に着目して4群に分け、その変遷過程を示している(1966年)。その後の資料の増加によって芹沢による編年は若干の修正を必要とするとみなされているが、大筋では、長身で幅が狭く舌部の返しの未発達なものから、基部の返しが鋭くなったものへと変遷することは広く認められている。
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