少年の母親の主張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 05:32 UTC 版)
「マイケル・ジャクソン裁判」の記事における「少年の母親の主張」の解説
裁判では、ジャクソン側の主張が証明される証拠が多く挙げられた。検察側の証拠は情況証拠だけであり信憑性が薄かった。 法廷において、母親には感情的な行動が多く見られ反抗的な態度も問題となった。「ジャクソン被告とその部下に誘拐された」との証言について問われ、「無理矢理閉じ込められたと感じたか」と質問されたとき母親は「そうは思わなかった。けど後でそう思った」と証言した。また「強要されたと感じたか」と2回追及された際には、「どういうことですか?」としか言わない母親に対し、弁護団は「強要がどういう意味だか分かりますか?」と言ったところ「分かりません!」と言うこともあった。 マイク・ラダコビッチの証言により、母親が「ジャクソンの監禁下にあった」と主張している間に、ジャクソンの会計で7000ドルを浪費していた事実が明るみとなり、さらに大手百貨店「J.C.ペニー」からの示談金32308ドルが母親の口座に、25000ドルが少年、5000ドルが弟に振り込まれていたことが明らかとなった。オーストラリアの『Undercover』」誌によれば、母親は年間8万ドルの福祉支給金詐取を行っていたとも報じられていた。 また2005年4月15日には、「誘拐され監禁されていた」と証言していたネバーランドからの「脱出日」であるとされる2003年2月11日に、140$(レシートが存在していた)で全身のワックスを塗っていた事が議論となる。これに対し母親は「全身のワックスを塗ったのではなく足のワックスを塗った」と反論した。だが同年5月16日にキャロル・マッコイの目撃証言により、それが全身のワックスであった事が確認された。
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