専門医の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 15:35 UTC 版)
日本において専門医は1962年に日本麻酔科学会が初めて専門医制度を設けた。その後、主要な学会が次々と認定制度を立ち上げ、1981年に現在の一般社団法人日本専門医機構の前身でもある学会認定医制協議会が発足した。この時期の専門医制度はそれぞれの学会が独自に制度設計をしていた。その後、2002年に医療機関の広告規制が緩和されると、専門医制度を持つ学会が乱立し、独自の基準で専門医を認定し輩出するようになり、日本専門医機構が発足する2018年当時では100を超える専門医が存在し、果たして専門医の質が本当に担保されているかどうか懸念されるようになった。そのため、2013年に厚生労働省による「専門医の在り方に関する検討会」の報告を受け、新しい専門医の認定・更新基準、養成プログラム・研修施設の基準の作成と、専門医認定と養成プログラムの評価・認定を統一的に行うための第三者機関として2014年に日本専門医機構が設立された。2018年の新専門医制度スタートし、2021年の秋に日本の社会制度として認定した初めての専門医が誕生した。
※この「専門医の歴史」の解説は、「日本専門医機構」の解説の一部です。
「専門医の歴史」を含む「日本専門医機構」の記事については、「日本専門医機構」の概要を参照ください。
- 専門医の歴史のページへのリンク