実在主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/13 07:06 UTC 版)
自らの研究姿勢について「実体的」(substantive)と定義した。実体的という言葉の意味は、人間が自然や社会との間で行なう交換(interchange)を指す。実体とは諸関係のなかで相対的に存在するのであり、社会制度や行為がどのように経済的であるかも相対的に決まるとした。そのため、必ずしも合理的な行為のみが経済的であるとは限らず、ポランニーは機能や形式を重視する分析を批判している。このような姿勢から、ポランニー派の経済人類学はサブスタンティビスム(実体主義)とも呼ばれている。
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