女房三十六歌仙とは? わかりやすく解説

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女房三十六歌仙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/26 08:41 UTC 版)

女房三十六歌仙(にょうぼうさんじゅうろっかせん)は、日本鎌倉中期に成立した『女房三十六人歌合』に歌を採られた女性歌人三十六人を指す。この歌合は、藤原公任の「三十六人撰」に模して作られ、平安時代前期から鎌倉時代中期の女性歌人36人を、18人ずつ左方・右方の2組に分け、左方に小野小町から相模までの中古歌人を、右方に式子内親王から藻璧門院少将までの中世初頭の歌人を配し、一人三首ずつ番わせた紙上の歌合である[* 1]


注釈

  1. ^ この形式は後鳥羽院撰の『時代不同歌合』等にも見られる。田中阿里子は、『時代不同歌合』に倣って『新時代不同歌合』を作成した九条基家が、1262年(弘長2年)の『三十六人大歌合』以後に撰出したものではないかと言う(田中(参考文献))。
  2. ^ 三十六の歌人すべてが勅撰歌人である。

出典

  1. ^ 斎宮千話一話”. 第15話 斎宮引っ越し興行中 -女房三十六歌仙図屏風は人気者-. 斎宮歴史博物館. 2011年11月29日閲覧。
  2. ^ プレスリリース”. 三井記念美術館オリジナル“トレシー”~館蔵品シリーズ~. 東レグループ (2008年7月11日). 2011年11月29日閲覧。
  3. ^ 東洋文庫 Online Library”. 鳥文斎栄之・葛飾北斎 「錦摺女三十六歌仙」小野小町. 東洋文庫. 2011年11月30日閲覧。


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