大阪電気軌道デボ1形電車
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大阪電気軌道デボ1形電車(おおさかでんききどうデボ1がたでんしゃ)は、大手私鉄・近畿日本鉄道(近鉄)の前身である大阪電気軌道(大軌)が、1914年の開業時に製作した旅客用電車である。のち近鉄に引き継がれ、近鉄モ200形となった。
- ^ 端子電圧600V時定格出力123kW(約155馬力)/660rpm。
- ^ 端子電圧750V時定格出力149kW(≒200馬力)/805rpm。
- ^ ただし本形式は新造時には片押し式のブレーキシューを備えていた。
- ^ 当時の鉄道車両用車輪では焼き嵌めが一般的であった。
- ^ 1922年から1924年にかけて製造。のちの近鉄モ260形。
- ^ 三菱電機MB-213-AF(端子電圧600V時定格出力111.9kW/755rpm)を各電動車に4基搭載。
- ^ 上本町行き普通電車。モ307-モ104の2両編成で、いずれも鋼製車体を備えていた。
- ^ いわゆる花園事故。近鉄奈良線列車暴走追突事故の項を参照のこと。
- ^ なお、この事故で大破したモ9は解体され、車籍上ク554(初代)の種車とされたが、残るモ11・27の2両は修理の上で現役に復帰している。
- ^ 信貴生駒電鉄は1964年に近鉄に合併され近鉄生駒線・田原本線となる。
- ^ これに近いものでは、阪急電鉄創業時の車両である箕面有馬電気軌道1形電車(1910年製)が、1956年まで19両残存していた事例がある(1957年末までに18両廃車、1962年に全廃)。
- ^ この際、上述の大軌式特殊外輪も正しく復元された。
- ^ 近鉄は自社で廃車になった旧型車両の保存をほとんど行っておらず、この車両が唯一保存している旧型車両であり、また唯一保存が確認されているデボ1形である。
- 1 大阪電気軌道デボ1形電車とは
- 2 大阪電気軌道デボ1形電車の概要
- 3 廃車
- 4 関連車両
固有名詞の分類
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