大平街道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 10:16 UTC 版)
江戸時代中期(宝暦4年)、伊那谷と中山道の妻籠宿を結ぶため、飯田藩によって建設された街道である。 それまで木曽谷へ行くには、伊那市の権兵衛街道を経て奈良井宿へ行くルートしかなく、木曽山脈を南へ大きく迂回しなければ妻籠宿へ行くことができなかった。この街道の開通により、最短距離で妻籠宿へ行くことが可能となった。 飯田市中心部の三州街道(現・国道151号線中央通り三・四丁目)を起点に、長野県道8号飯田南木曽線、飯田峠と大平峠(木曽峠)を経て、木曽郡南木曽町南部の吾妻保神地区で国道256号線となり、南木曽町吾妻地区で中山道(旧中山道)と合流する街道である。なお、街道のうち長野県道8号飯田南木曽線は冬季閉鎖となっている。
※この「大平街道」の解説は、「大平宿」の解説の一部です。
「大平街道」を含む「大平宿」の記事については、「大平宿」の概要を参照ください。
- 大平街道のページへのリンク