大型真空土練機の完成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/07 06:02 UTC 版)
昭和33年、県下製瓦所では、原料の粘土精製に小型真空土練機の導入が盛んに行われたが、北陸窯業では、自社開発による大型真空土練機を完成させるとともに、同年12月に稼動の入った。この機械は、混練機(長さ9m動力37kW能力毎時11t)と真空土練機(長さ8m動力37kW能力毎時8t300Lの真空ポンプ付)及び40mのベルトコンベアから出来ている。この機械の特徴は、これまでの土練機に比べて土のしまり具合(土練圧)が3倍以上であるためこれまでの成形では、土練機から粘土を抜き出した後、プレス機で瓦の形に一次成形していた工程が省略される。また、この土練機を通った粘土は、成形作業がやり易く製品の耐圧、乾燥強度が高まり、製品の寿命が長くなる等の特色が挙げられる。この設備は、UH式混練機付真空土練機と称し、開発費に800万円を要した。
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