地磁気北極
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 00:15 UTC 版)
詳細は「地磁気」を参照 地球の磁場は、地球の中心にあり、自転軸に対して約 10.2 度(2006年)傾いた磁気双極子 (棒磁石)で近似できる。そして、その理論上の双極子が地球の表面と交差する点が地磁気極である。日本では磁軸極ともいう。地磁気北極と地磁気南極は対蹠地同士である。2005年の時点では、地磁気北極はおおよそ 北緯79度44分 西経71度47分 / 北緯79.74度 西経71.78度 / 79.74; -71.78 (Geomagnetic North Pole 2005 est)具体的にはグリーンランドの北西に位置している。もしも地球の磁場が完全な双極子磁場だったら(磁力線は地磁気極で垂直になるため)、磁極と地磁気極が一致する。しかし実際は、かなり不完全な双極子磁場なので、磁極と地磁気極は離れている。地磁気北極はオーロラが見られる地域(オーロラオーバル または オーロラベルト)の中心である。磁極と同様に地磁気極も、北米の辺りからシベリアの方へと移動している。
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