国民会議 (スーダン)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 国民会議 (スーダン)の意味・解説 

国民会議 (スーダン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/18 23:11 UTC 版)

国民会議
المؤتمر الوطني
総裁 Ahmed Haroun (intérim)
創立 1992年
解散 2019年
政治的思想 サラフィー主義
イスラム主義
アラブナショナリズム
イスラム保守主義
社会保守主義
権威主義
ポピュリズム
軍国主義
政治的立場 極右
国際連携 ムスリム同胞団
国民議会
323 / 425
全州議会
25 / 50
スーダンの政治
スーダンの政党一覧
スーダンの選挙

国民会議(こくみんかいぎ、英語: National Congress)は、かつて存在したスーダン政党で、バシール政権時の与党イスラム主義を標榜する組織民族イスラーム戦線 (NIF) に対する国際的な非難と、バシールとイスラム原理主義者のハサン・トラービーの権力闘争から、軍政から民政へ移管するという体裁を整えるために1998年に政党に衣替えしたもの。

前身である民族イスラーム戦線時代からのイスラム主義に世俗主義的なものを加えたものとなっており、党政策にはアラブアフリカの統合推進、対立する「アラブ系」と非アラブ人の融和、包括的な国家開発の促進などを掲げていた。しかし、党の最も重要な使命は国政へのシャリーアの導入など、スーダンのイスラーム化であり、世俗主義者や南部の非アラブ系のアニミストやキリスト教徒の反感を買い、スーダン内戦の原因となった。「アラブ系中心主義」がダルフール紛争の要因であるとされるが、弾圧の対象には「アラブ系」のベジャ会議なども含まれ、また黒人勢力間でも分断工作を行い内戦を複雑化させており、そのため近年は急激なイスラーム化には慎重であった。

2019年にクーデターが発生しバシールが失脚。その後暫定政権により解党を命じられた[1]

スーダンから分離独立した南スーダン上院にあたる南スーダン全国州評議会にも議席を有している。

脚注

  1. ^ スーダン新内閣、旧バシル政権下での与党NCPを解党”. フランス通信社 (2019年11月29日). 2019年12月28日閲覧。

「国民会議 (スーダン)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「国民会議 (スーダン)」の関連用語

国民会議 (スーダン)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



国民会議 (スーダン)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの国民会議 (スーダン) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS