国政政党の公認との関わりについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 14:29 UTC 版)
「都道府県知事」の記事における「国政政党の公認との関わりについて」の解説
前述の青島知事、横山知事が政党の公認や支持を得ない、いわゆる「無党派」知事であったことや、55年体制の崩壊などによる政界再編で国政政党と地方会派の結びつきが弱くなっている現状から、近年、国政政党の公認を受けるケースはまれである。ただし、政党の党員であっても選挙では無所属として当選した人物は少なくない。現職の知事で国政政党の公認を得て知事選で当選した者は一人もおらず、地域政党など「その他の政治団体」を含めても、大阪府の吉村洋文(大阪維新の会公認)のみである。直近の国政政党による公認者の当選例は2007年(平成19年)、群馬県の大沢正明(自民党公認)であり、彼は1996年(平成8年)の富山県知事選挙で再選した中沖豊以来11年ぶりの公認知事となった(なお、大沢は2011年(平成23年)の再選時に無所属に転じた)。しかし、選挙の際には政党が公認ではなく「推薦」または「支持」という形で支援するケースは多く存在する。それでも無党派層を取り込むため、政党の推薦・支持があっても政党色を薄めて選挙を戦うことが比較的多い。
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