吹毛

デジタル大辞泉

すい‐もう【吹毛】

読み方：すいもう

１ 《毛を吹き分けて隠れた疵(きず)を探す意から》無理に人の欠点を探すこと。あらさがし。→毛を吹いて疵(きず)を求む

２ 吹きかけた毛も断ち切るほどの、よく切れる剣。「—の剣」

歴史民俗用語辞典

吹毛

読み方：スイモウ（ｓｕｉｍｏｕ）

他人の隠れた小さな欠点をあばき出し、大げさに責めること。

短編小説作品名辞典

吹毛

作者戸部新十郎

収載図書秘剣 埋火
出版社徳間書店
刊行年月1998.2

収載図書秘剣埋火
出版社徳間書店
刊行年月2000.5
シリーズ名徳間文庫

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

吹毛

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 11:51 UTC 版)

名詞

吹 毛（すいもう）

1. 毛を吹き分けて隠れた疵（きず）を探すように、殊更に他者の欠点を見付けようとすること。
2. 吹き掛けた毛をも斬ることができるほどの、切れ味の良い刀。
   • 「これは奥州月山と云う名工の鍛えた吹毛でござる、これを抜き合すと、方々の五人や十人は胴斬りにできるのじゃ」（田中貢太郎『八人みさきの話』）

関連語

（語義1）

• 毛を吹いて疵を求む、吹毛求疵
• あらさがし

（語義2）

• 利剣