名鉄1000系電車
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名鉄1000系電車(めいてつ1000けいでんしゃ)は、1988年(昭和63年)に登場した名古屋鉄道(名鉄)の特急形車両である。
注釈
- ^ この日は岐阜市で「ぎふ中部未来博」が開幕した日でもあった。
- ^ 従前のパノラマカーのように、運転士は車体外の梯子を昇降する必要はなくなったが、乗り降りには少し屈んだ姿勢での移動が必要で、やはり前面展望を優先したしわ寄せが及んでいる。
- ^ 歯車比などが大きく異なる6000系列との連結は基本的に回送列車や入替運転時のみ(その場合でも直列ノッチしか使用しない)であり、過去の一部指定席特急においては行われなかった。また8800系も通常の営業運転で連結する運用はなかった。
- ^ 同時期に製造されていた6500系・6800系計24両(オールロングシート仕様)がFS548・FS048台車を履いて落成し、1992年から翌年にかけて相互に交換した。なお、1010F以前の全車特別車編成は既存のFS539・FS039台車のまま120 km/h対応に改造され、その機能は5000系(2代)に更新後も継続使用されている。
- ^ 名鉄としての初採用は前年の600 V鉄軌道線直通用モ770形であった。
- ^ 当時一般席車として連結された車両のうち5300系・5500系の一部と7100系は2両組成であった。
- ^ 特別車への乗車には座席指定券(現:ミューチケット)が必要である。
- ^ 1990年当時一部の文献に「120km/h運転は1000系と5700・5300系の編成で行われる」等の記述が見られるが、実際には試運転を除き、5700系・5300系が営業最高速度を120km/hに引き上げた事実は無い。
- ^ 但し、この時点では車両限界が従来通りで最大高さを3886mmに収めるため、屋根が高くなった分だけ室外機カバーが若干薄くなっている。
- ^ 1200系のみ。1230系・1800系・1850系の装置は稼働率制御で15,000kcal/h×2(補助電源装置がSIVまたはMGのため)。
- ^ 直列10段・並列9段(直列1段目は弱め界磁起動ノッチ)。並列段は1000系より多いが、分巻き界磁巻き線が多く設計された複巻電動機の特性のため、進段時のトルク変動が大きい。また、全車電動車編成のうえ限流値が高いため、架線電圧降下が起き易い。更に、1000-1200系編成より並列全界磁ノッチの高速性が低いため、フルノッチ(弱め界磁)を多用することになり、1800系でも1030-1230系と併結時および1000-1200系も1850系と併結した場合は全界磁ノッチの高速性が低下するため、フルノッチを多用することになる。
- ^ 高速特性を1000-1200系に合わせるため、最弱め界磁率を6%から20%へと変更した。なお1850系は1800系に合わせるため30%(120km/h)まで抑えている。
- ^ 仕切り壁から第1扉前端までの寸法は、中間車時代の2220mmから1980mmへと短縮。ちなみに元からの先頭車は1030mm。いずれもこの部分のロングシートは1人当たりの幅が460mmである。
- ^ 1000系および1030系(特別車)は先頭車の全長が20mを超えており、台車間距離が長く曲線での車体偏倚が大きいため、急カーブのある西尾線吉良吉田駅には入線できなかった。このため、1000系による西尾線の全車特別車特急はすべて西尾駅発着であった。
- ^ この両線では原則として豊橋 - 中部国際空港間の列車(登場時は豊橋発着の全列車と一部の金山発着の列車、2007年6月30日の改正以降は豊橋発着の2往復のみ)担当していた。
- ^ 当系列は日本語と英語の2ヶ国語対応自動放送装置が設置されておらず、英語放送を行えなかったため、1700系が出揃うと同時に空港特急からは運用を外された。ただし、後に当系列もリニューアルを実施した編成にのみ日本語と英語の2ヶ国語対応自動放送装置が設置され、英語放送を行うようになった。
- ^ 1000系の登場当初、豊橋駅から特急として折り返すため朝の時間帯に2 - 3本の豊橋行き急行が国府または伊奈で1000系に車両交換し、指定席車(現在の特別車)に料金なしで乗車することができた。現在は事故・故障に伴う不通時などを除き、特別車の一般車扱いは一切行われていない。ただし2021年3月15日以降は新鵜沼駅発急行河和行き1本、2023年3月18日以降はこれに加えて名鉄岐阜駅発急行豊橋行き1本の計2本のみ特別車を有料で開放している。
- ^ 同種の塗装は岐阜市内線・揖斐線用のモ770形にも施されていた。
- ^ その後2000年に現在の特急に当たる列車が国府停車となり、名豊間50分となる。2005年には名古屋に向かう列車に遅延余裕を盛り込み、豊橋 → 名古屋間49分(快速特急)、岐阜 → 名古屋間25分となり、2006年には各々逆方向も同じ時分、さらに2007年に名岐間は26分となった。同時期に特急も空港特急との相互接続余裕を加えて名豊間で上下とも2分延び、52分が標準所要時分となり、さらに現行ダイヤでは日中 - 夕方にかけて上下とも53分となっている。これらはおもに、一時期15秒あるいは20秒まで短縮していた停車時分を延ばしたことによる。2008年12月改正後は新木曽川・笠松停車列車が増加し、9時台以降は名岐間で最短でも29分かかるようになった。
- ^ 『とれいん』誌2008年1月号「いちぶんのいち情報室」中の記事より。なお、同記事によると、2008年春までに4両編成8本32両を導入予定で、うち4本16両が2007年度製造分となった。
- ^ その後1001Fは機器流用の種車から外されたため、最終的には14本が製造されている。
出典
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