名古屋鉄道デボ650形電車
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/27 14:36 UTC 版)
名古屋鉄道デボ650形電車(なごやてつどうデボ650がたでんしゃ)は、現・名古屋鉄道(名鉄)の前身事業者である旧・名古屋鉄道が、1927年(昭和2年)より導入した電車(制御電動車)である。
注釈
- ^ 本形式をデセホ700形と同じく全車1927年(昭和2年)製であるとする資料も存在する[8]。
- ^ 後年定格出力表記を端子電圧600 V時の数値に改め、公称出力が85 PSに変更された[1][7][10]。
- ^ モ600形(初代)が1941年(昭和16年)1月時点で既に丸窓を埋め込み撤去していたのに対して[14]、モ650形は1946年(昭和21年)5月時点でモ652が丸窓を存置した状態であったことが現存する画像[16]によって確認できる。
- ^ 1964年(昭和39年)5月13日、広見線今渡(現・日本ライン今渡) - ライン遊園(現・可児川)間の踏切において御嵩発犬山行普通電車の先頭車であったモ656と横断中のトラックが衝突、モ656は衝突した側の妻面を全て喪失するほど大きく損傷し乗員乗客に死傷者が多数発生した事故である[21]。折しも名鉄社内において本形式をはじめとした老朽木造車の処遇が検討されていた時期でもあり、この事故が代替促進の要素となったとも評される[8]。
出典
- ^ a b 『RM LIBRARY187 名鉄木造車鋼体化の系譜 -3700系誕生まで-』 p.44
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 「私鉄車両めぐり(87) 名古屋鉄道 3」 (1971) p.63
- ^ a b c d 「監督局 第1849号 名古屋鉄道客車設計ノ件 大正14年7月20日」
- ^ a b c d e f g h i 「監督局 第719号 名古屋鉄道車両設計ノ件 昭和2年3月31日」
- ^ a b c d e f g h i 「名古屋鉄道の車両前史 現在の名鉄を構成した各社の車両」 (1986) p.167
- ^ 「知られざる名鉄電車史1 郊外線草創期の車両 - デシ500形とその仲間たち」 (2007) p.169
- ^ a b c 「私鉄車両めぐり(46) 名古屋鉄道 補遺」 (1961) p.36
- ^ a b 『RM LIBRARY187 名鉄木造車鋼体化の系譜 -3700系誕生まで-』 pp.9 - 10
- ^ a b c d 「私鉄車両めぐり(27) 名古屋鉄道 3」 (1956) p.37
- ^ a b c d 「私鉄車両めぐり(87) 名古屋鉄道 終」 (1971) p.63
- ^ a b 『写真が語る名鉄80年』 p.58
- ^ 『日本の私鉄4 名鉄』 p.109
- ^ a b 「戦争突入を目前にした1941年初頭の名鉄電車」 (2011) pp.151 - 152
- ^ a b 「戦争突入を目前にした1941年初頭の名鉄電車」 (2011) p.151
- ^ 「戦争突入を目前にした1941年初頭の名鉄電車」 (2011) p.149
- ^ 「戦後間もなくの名古屋鉄道」 (2006) pp.78 - 79
- ^ a b c 「私鉄車両めぐり(87) 名古屋鉄道 終」 (1971) p.60
- ^ a b 「私鉄車両めぐり(27) 名古屋鉄道 3」 (1956) p.36
- ^ 『名古屋鉄道社史』 pp.339 - 341
- ^ a b c 『名鉄電車 昭和ノスタルジー』 pp.137 - 139
- ^ 『RM LIBRARY187 名鉄木造車鋼体化の系譜 -3700系誕生まで-』 p.4
- ^ a b c d e 『私鉄の車両11 名古屋鉄道』 p.176
- ^ 『名鉄電車 昭和ノスタルジー』 p.142
- ^ 『名鉄電車 昭和ノスタルジー』 p.141
- ^ 『名鉄電車 昭和ノスタルジー』 p.147
- 1 名古屋鉄道デボ650形電車とは
- 2 名古屋鉄道デボ650形電車の概要
- 3 運用
- 4 脚注
固有名詞の分類
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