名張陣屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/25 20:14 UTC 版)
名張陣屋(なばりじんや)は、現在の名張市にあった陣屋である。現在に残る屋敷の一部が「名張藤堂家邸跡」として公開されている。これらの建物は、以前の屋敷が1710年(宝永7年)の名張大火で焼失した後に徐々に再建・増築されたものと見られている。 初代の高吉は、名張の高台の旧領主の筒井氏の家臣邸跡地に陣屋を構え、旧領今治より連れてきた商人、職人も城下に居住させ、名張の町の発展の礎を築いた。当初の屋敷は、3代長源の代の宝永7年(1710年)の名張大火で焼けてしまい、現存するものはその後に再建されたものであり、明治元年にその大部分が破却されたが、一部は居住部分を中心に残っている。上級武士の屋敷として、生活の場の中奥部分が残されていて、全国的に珍しく貴重な存在となっている。県文化財に指定されている。
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