各実験の目的
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 09:50 UTC 版)
「大型ハドロン衝突型加速器」の記事における「各実験の目的」の解説
ATLASでは、これまでの高エネルギー実験と同様にして、ドリフトチェンバーを用いた複合実験装置によって、陽子-陽子衝突によって得られた、素粒子を観測することが目的。 CMSは ATLAS に並ぶ規模の検出器。衝突の結果得られた素粒子の崩壊先を観測することが目的。崩壊先の一つであるミューオンを測定する部分がコンパクトにできているので、Compact Muon Solenoid と呼ばれる。 LHCbでは、KEKのB-Factoryと同様にして、標準理論の検証が目的。 ALICEでは、重イオンの衝突実験を行い、クォークグルーオンプラズマ相などを明らかにすることが目的。 TOTEMでは、素粒子の弾性散乱や回折分離実験を行うことが目的。 LHCfでは、宇宙線の大気中での相互作用のシミュレーションモデルの検証が目的。
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