原形質流動の様式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 15:09 UTC 版)
細胞の種類により様々な様式が見られる。 周回型 :液胞の発達した植物細胞で典型的に見られる流動で、細胞質は細胞膜と液胞膜に挟まれた領域を一方向に周回する。シャジクモ節間細胞ではその流速は毎秒80マイクロメートルほどである。 オオカナダモなどでよく見られる。 循環型 :液胞内を原形質が細い糸のように貫いて循環する。ムラサキツユクサやタマネギなどで見られる。 往復型 :粘菌変形体などで見られる、周期的にその方向が変わる流動。2〜3分の周期で往復し、一方向への最高流速は毎秒約1ミリメートルにも達する。
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