南方振動のその後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 16:07 UTC 版)
「ギルバート・ウォーカー」の記事における「南方振動のその後」の解説
オランダの研究者ベルラーヘ・ジュニアによって、1957年にエルニーニョと南方振動が極めて高い相関を持っていることが発見され、海洋現象であるエルニーニョと大気現象である南方振動が同一の現象であることがわかった。1957~1958年に大規模なエルニーニョが発生した。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の教授だったヤコブ・ビヤクネスは、この時行われていた国際地球観測年(IGY)の太平洋域の観測データを解析した。1963~64年と1965~66年のエルニーニョ現象での結果も確認して、1969年にそのメカニズムを発表した。そしてエルニーニョと南方振動に密接に関連した赤道上空の東西風の流れを「ウォーカー循環」と名付けた。1983年にこの海洋と大気が一体となって起きる世界規模の現象は、エルニーニョ・南方振動(ENSO)と命名された[要出典]。
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