十八年式村田騎銃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 14:48 UTC 版)
十八年式は銃身を短縮した騎兵銃(正式には「明治十八年 大日本帝國村田式騎兵銃」)も制作された。単発銃との相違点は銃身と銃床を固定するバンドが2本から3本に増やされており、着剣装置が廃されている。また、ボルトの後端にコッキング状態から反時計回りに回転させる事で撃茎を固定できる簡易な安全装置が追加された。この機構は日本製の小銃で初の安全装置の実装例とされ、後の有坂銃にも基本概念を同じくする安全装置が用いられている。 十八年式は単発銃約8万挺、騎兵銃約1万挺が製造され、日清戦争に投入された。日清戦争では十三年式とともに主力小銃であった。
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