北海道大学旧札幌農学校昆虫学及養蚕学教室とは? わかりやすく解説

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北海道大学旧札幌農学校昆虫学及養蚕学教室

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 13:01 UTC 版)

旧札幌農学校昆虫学及養蚕学教室

北海道大学旧札幌農学校昆虫学及養蚕学教室(ほっかいどうだいがく きゅうさっぽろのうがっこう こんちゅうがく および ようさんがくきょうしつ)は、北海道札幌市北海道大学構内にある施設。文部大臣官房札幌建築出張所、中條精一郎が設計した[1]。2000年(平成12年)4月28日、国登録有形文化財に登録された。所在地は、北海道札幌市北区北9条西8丁目[2]

沿革

  • 1901年明治34年)12月 - 竣工[3]
  • 1916年大正5年)1月 - 昆虫飼育室増築(昆虫学及養蚕学教室の西翼北側に接続)[3]
  • 1927年昭和2年)11月 - 昆虫学標本室増築[3]
  • 1936年(昭和11年)8月 - 昆虫学関連講座の農学部本館移転に伴い、空き室になる[3]
  • 1937年(昭和12年)10月 - 北方文化研究室設置[3]
  • 1990年平成2年) - 放送大学北海道学習センターになる[3]
  • 2000年(平成12年)2月 - 放送大学北海道学習センターが移転[3]
  • 2000年(平成12年)4月28日 - 国登録有形文化財に登録[3]
  • 2003年(平成15年)5月 - 北大交流プラザ「エルムの森」になる[3]
  • 2010年(平成22年)6月 - エルムの森移転[3]
  • 2023年(令和5年)9月 - 保存改修されるとともにワイン教育研究センターとして再生[4]

標本室(標本庫)

標本室

昆虫学初代教授の松村松年の時代に[5]、1927年に標本室(標本庫)が増築された。昆虫標本を火災から守るために標本室の壁は札幌軟石、床と天井は鉄筋コンクリート造り、防火シャッター付きの窓枠による不燃構造となっている[6]

出典

  1. ^ 池上 重康. “北海道大学広報誌 季刊【リテラ・ポプリ】31号 建築設計図が語る北大の歴史─〈第12回〉北大交流プラザ「エルムの森」”. 2016年10月1日閲覧。
  2. ^ 北海道大学旧札幌農学校昆虫及養蚕学教室”. 札幌市. 2016年10月1日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j 下村仁『西洋館の履歴書-北海道-』創英社/三省堂書店、2011年、152-159頁。ISBN 978-4-88142-509-1 
  4. ^ 札幌キャンパスの歴史的建造物が北海道大学ワイン教育研究センターとして再生”. 北海道大学. 2024年3月14日閲覧。
  5. ^ 諏訪正明 著「北大百二十五年史 論文・資料編」、北海道大学百二十五年史編集室編 編『北海道大学の学術標本: 特に昆虫標本について』北海道大学、2003年、307-308頁https://hdl.handle.net/2115/28218 
  6. ^ 佐々木学. “過山博士の本棚から #1 エルムの森にたたずむ石壁(前編)”. 2016年10月1日閲覧。

座標: 北緯43度4分15.6秒 東経141度20分32.8秒 / 北緯43.071000度 東経141.342444度 / 43.071000; 141.342444




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