出来星

デジタル大辞泉

でき‐ぼし【出来星】

読み方：できぼし

にわかに出世したり、金持ちになったりすること。また、その人。成り上がり。

「有繋(さすが)に—の今様紳士には摸擬(まね)のならぬ嗜好(このみ)が見える」〈魯庵・社会百面相〉

隠語大辞典

出来星

読み方：できぼし

1. 俄に富貴して、世に現れ出でたる者をいふ。〔毛吹草〕出来星と見やは咎めぬ揚燈篭。
2. 急に富貴となり、立身したる者を罵る語。「彼は－紳士だ」。
3. 成金のことをいふ。俄に金持になつて世にあらはれることを、新しい星が空へ急に現はれたにたとへたものである。
4. 〔隠〕成金のこと。俄に金持になつて世にあらはれることが、新らしい星が急に現はれたにも似たるよりかくいふ。
5. 成金。
6. 成金のことをいふ。
7. 成金のこと。金持になれば世に現はれるより。
8. 成金のこと、俄に金持になつて世にあらわれることが、恰も新星が急にあらわれるに似ているから。
9. 成金のこと。金持になれば世に表われることから。

分類 ルンペン／大阪、俗語、東京

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出来星

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 06:13 UTC 版)

和語の漢字表記

出来星

1. できぼしを参照。